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死後の心配

2012/6/4  終活希望 さん

もしも死んだら
葬儀のパンフレットが送られてきたり、お墓の勧誘の電話が来るようになるにつれ、だんだん死んだ後のことが心配になってきました。

こういった心配をしているのは自分だけでなく、遺産相続や生前葬などを元気なときに決めておきたいと考える人は多いようです。

一人暮らしの人はもちろん、家族のいる人でも死後、遺族に迷惑をかけることはできるだけ避けたいと考えるのでしょう。

ところで、「死後事務委任契約」や「任意後見契約」という言葉はご存知でしょうか?

死後事務委任契約は、自分の死後の葬儀や埋葬に関する事務手続きを弁護士や司法書士などに委任するというものです。

また、任意後見契約では、将来認知症などにかかり判断がつかなくなった場合のために、「任意後見人」を決めておきます。

任意後見人は、弁護士や司法書士といった専門家以外に、家族や友人でもいいみたいです。面倒見の良い、細かい作業が苦にならない人を選ぶとよいのではないでしょうか。

この「死後事務委任契約」と「任意後見契約」はセットになっていることも多いようです。

ただし、「死後事務委任契約」は事務手続きだけで、財産相続などに関する内容は「遺言書」に記入することになります。

本来なら遺言書で、財産を継がせる相続人に「死後事務委任契約」や「任意後見契約」のようなことを行ってもらうのが自然な流れだと思いますが、跡継ぎがいなかったり、家族関係が複雑だったり、適当な人材でないような場合は、こういった方法もあるということでしょうか。

いずれにしろ、家族間でモメそうなことは、第三者を間にはさんで事務的に行った方が良いかもしれません。

高齢者がお風呂で溺死とか、廊下に倒れて亡くなったなどという死亡記事を読むたびに、自分では長生きと思っていても案外・・・、死んだ後のことを生前に決めるということに戸惑いはありますが、残された遺族はいろんなものの始末に困るだろうということは想像できます。

「死後事務委任契約」や「任意後見契約」まで本格的なものでなくても、家族のいる人は自分の死んだ後に、「これはこうしてくれ、あれはああしておいてくれ」と指示しておいた方がいいかもしれませんね。

「死後、捨ててくれパック」をトランクルームにでも保管しておいて、まとめて捨ててもらおうかなどと考える今日この頃です。

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