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「イクジイ」による孫育て

2012/6/11  ジイジバアバ さん

定年後|孫との生活
育児に参加する男性を「イクメン」といいますが、孫を育てるおじいさんは「イクジイ」と呼ばれるようです。

イクメンを支援しているNPO法人ファザーリング・ジャパンが、「イクジイプロジェクト」を開催しています。

よく考えると、中高年の男性に子供はいても、仕事で忙しく、子育ては妻任せだったという人が多いのではないでしょうか?

いつの間にか子供は高校生、大学生とあっという間に育ち、顔を合わせても挨拶する程度といった、お父さんと子供は浅い関係になりがちです。

お母さんに比べると、お父さんはほとんど子育てをスルーして過ごしてきてしまっています。

突然「孫を育てたい!」と言い出すおじいさんをお嫁さんがどう思うか・・・ということはさておき、孫育てはとても楽しいように思います。

私は父に遊んでもらった記憶がほとんどありませんが、父は孫をすごく可愛がっています。あんなに子煩悩な人だったとは、孫ができるまでまったく知りませんでした。

一般的に、祖父母は孫を甘やかすなどといわれますが(その結果、お母さんやお父さんの言うことを聞かなくなる)、忙しいお母さんやお父さんと違って、余裕を持った子育てができるのではないでしょうか?

孫はカワイイでしょうけど、孫の言うことをなんでも右から左へ聞いてしまうような、おじいちゃんおばあちゃんばかりではないでしょう。悪いことは悪いと教えるしつけだって行うはずです。

ファザーリング・ジャパンの「イクジイプロジェクト」に話を戻しますが、「イクジイプロジェクト」では、イクジイになるための各種研修セミナーを行っています。

こういったものに参加すると、ほかの参加者からの刺激を受けて、どんどんやることが増えてゆきそうです。

だからといって、家事や育児の経験のない人がいきなり孫育てするのは難しいでしょうが、その気になれば勉強する手段はあります。

たとえば、祖父母の孫育てを応援する雑誌『孫の力』(木楽舎刊)は、おじいちゃんおばあちゃんが充実して過ごすことのできる、様々なライフスタイルを提案しています。

ちょっと大きな本屋さんに行くと、こういった中高年向けの面白そうな雑誌がたくさん置いてあります。

高齢化社会で、老後の生活への多くの提案がなされています。定年退職後にヒマを持て余して困る・・・などとおっしゃるシニアは知らないだけだと思います。

長い年月をかけてつちかってきたノウハウを、次世代を育てるために利用しないのはもったいない話です。

「イクジイ生活」を始めてみるのも、なかなか楽しそうですよ。

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