くじ引き生活で夫婦円満!?
2012/7/17 福引 さん
同い年の私たち夫婦は、定年も同じ65歳同士。
長い勤めを終え、やっと夫婦ともども年金生活となりました。
年金生活は「働かない分楽でいい」とも言えるのですが、急に四六時中顔を合わせるような状態になると、ちょっとした事で食い違いが起こりがちです。食い違いと言っても深刻なものではなく、たとえば「次の旅行はどこに行くか」「家電のどちらを先に買い替えるか」「外食はどの店に行くか」など、本当に些細な事が多いのですが、そんな些細な事であっても、どちらかが一方的に譲り続けるとストレスが溜まっていくものなのです。
かといって、こんな些細な事で夫婦喧嘩にまで発展させてしまうのは馬鹿らしい事この上ありません。そこで、この定年後の生活から私たち夫婦が始めてみたのが、「複数の選択肢の中からどれを選ぶか迷ったり意見が対立した場合、くじ引きで決める」という方法です。
くじ引きは「くじを夫婦のどちらかが作って、くじを作っていないほうがくじ引きをする」というやり方にしています。なるべく平等にするために、最初にくじを引いた側は、次はくじを作り、その次はまたくじを引くほうになる、という感じで、交互にやっています。
くじ引きのやり方は、もちろんごく普通のくじ引きだけでなく、あみだくじや「先が赤い割り箸を引いたほうが勝ち」など、くじを作る側が考えます。この「迷った時はくじ引き」というやり方を始めてから、意見の食い違いが尾を引く事はほとんどなくなりました。実は、このくじ引きにおいては私のほうが運に見放されているのか、かなり負けが多いのですが、自分でくじを作ったり引いたりしているので、結果は自己責任だと納得もできるのです。
それに、私の負けが連続すると、夫も不憫に思ってくれるのか、時々私に勝ちを譲ってくれるようになりました。こういう事をしてもらえると、私も素直に感謝する事ができます。かつてお互いの意見をごり押しし合って、私が意見を押し切った場合でも、譲ってもらった、という感覚がなかったので夫に感謝をする気持ちにはなれませんでしたからね。
年金生活が始まったばかりの頃は「こんなくだらない事での食い違いが多い夫婦で、これから老後をずっと過ごすのか」と思うとうんざりする部分もあったのですが、くじ引き生活を始めてからは「これからも私たち夫婦は上手くやっていけるんじゃないだろうか」という気持ちを持てるようになってきました。
もちろん、重要な決め事については、くじに頼ったりせず、夫婦でとことん話し合う事にしています。ですから「すべてがくじで決まる」というわけではないのですが、ちょっとした部分だけでも、決定権をくじの結果に委ねられるというのは、お互い、ある意味気楽でいいのではないかと思っています。
我ながら変わったやり方だと思いますが、かつての私たちのように、ちょっとした意見の食い違いが出やすい夫婦には、ぜひ一度試してもらいたいと思いますね。シニア向け特集記事
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