自衛できる高齢者になろう
2012/9/17 縦横無尽 さん
日本は超高齢化社会と言われており、今や私も高齢者の一人となっています。
かつてのように子だくさん、孫もたくさん、という時代とは違い、私のように夫に先立たれてからはもはや身寄りもないという高齢者も多く居るでしょう。そして、そんな高齢者を標的にした悪徳商法は、留まるところを知りません。
かつて高齢者を標的とした悪徳商法の例としては、あの豊田商事事件が知られていますが、今も「還付金詐欺」「オレオレ詐欺」「貴金属の押し買い」など、高齢者に被害が集中している悪徳商法はゴマンとあります。こういう悪徳商法を考える悪い人が居ること自体、腹立たしいことですが、考えてみればそもそも、高齢者である私たちがきちんと自衛できていれば、被害も出ず、悪徳業者にしてみても、「やっても高齢者はひっかからない」となれば、そのうちやらなくなるはずなのです。
ですから私としては、高齢者一人一人が、自衛の意識を持つことが大切だと思います。実際に私のところにも貴金属の押し買いは来たことがありますが、決して玄関に入らせることはせず、すぐに追い返しました。
他にも、私が心がけている自衛策には、このようなものがあります。
インターホンは必ず顔が見えるものに変え、顔見知りでもない限りは絶対に先にドアを開けるようなことはせず、無視するかインターホン越しに要件を聞く。もちろん、玄関の鍵はいつもかけておく。
「ご挨拶させて下さい」と、こちらを引きずり出そうとしても応じず、「チラシがあるならポストに入れておいて下さい」とだけ伝える。
万が一対面で話をすることになった際は名刺を要求し、名刺が出せない人の話は聞かない、名刺をもらえば「御社のことをネットで調べてから必要があれば連絡します」と答える。
電話はナンバーリクエストを契約する。こうした自分なりの自衛策を徹底するだけでも、かなりの効果があると思います。
私も、しつこくセールスに食い下がられることも少なくなりました。悪徳業者は基本的に「高齢者は判断が鈍いから簡単に騙せる」と考えていると思うので、そこにつけ入れられないよう、様々な自衛策を考えておく必要があると思うのです。自衛策を考えることは頭の体操にもなりますし、やって無駄になるようなことはないでしょう。
また、行政なども、高齢者が悪徳商法の手口を知るのに役立つ機会を、もっともっと設けるべきではないでしょうか。市の広報などで悪徳商法の手口について説明しているコーナーはありますが、そんな中のページまで読まない人も多いでしょう。
それならたとえば、年金ハガキなど、高齢者なら誰もが見そうな郵便物の中に、こうした情報を入れこんでみるという手は使えないでしょうか。もちろん、それぞれの仕事の役割として難しい部分はあるでしょうが、現状よりも悪徳商法についての情報を高齢者が自然に得る機会を増やすには、「高齢者が見る可能性が高いもの」を選んでそこに情報を載せるのが一番いいのではないかと思います。
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