無添加食品の危険性
2012/10/3 魚菜 さん
食品を長持ちさせるために食品添加物が使われていますが、健康に悪いと噂され、「あまり使わない方がいい・・・」と考えている方というのも多いのではないかと思います。そのせいか、「無添加」とか「天然由来」などという表記の入っている食品は高く、また、よく売れているようです。
食品添加物と呼ばれるものの種類ですが、食品を長持ちさせる「保存料」、保存中の酸化を防ぐ「酸化防止剤」、殺菌の目的で用いられる「殺菌料」、食品に色をつけるために使用される「着色料」、食品の色味を良くする「発色剤」、食品の香りを良くする「香料」、甘味をつけるための「甘味料」などがあります。
これら以外にも多くの食品添加物が利用されていますが、長期的に使用するとアレルギーの原因になったり、発ガン性があることが報告されています。
食品添加物の多くは、売る側の事情により使用されています。消費者は旬の食材だけ食べていれば食品添加物はいらず、体内に蓄積される心配などもないわけですが、消費者=販売者という場合もあるでしょう。
食品を無添加で無理に売ろうとしても、売れ残りが出て不経済という側面もあります。
また、食品添加物を一切使わなければ、食中毒を起こす危険性が高まります。
厚生労働省は、食品添加物の使用基準量を定めています。その基準値以内であればOKということですが、厚生労働省は消費者の健康を考えて使用基準量を考えているばかりでなく、販売者のことも考えて数値を決めています。
重要なのは、添加物の成分がどのような働きを期待されて混入されているか、という点だと思います。
菌が繁殖しないために殺菌料を混ぜるとか、酸化を防ぐために「酸化防止剤」を使うとかいうのは必要なことだと思えますが、「着色料」や「発色剤」、「香料」などは食品の見栄えを良くするためのものです。本当に必要なものなのか疑問です。
もっとも、新鮮な魚を釣って自宅でさばいたとしても、主婦が調理に手間取ったり(あるいは不衛生な調理法で)、テーブルに出すのが遅くなったりすれば、食中毒の可能性が高まります。
このように書くと、「で、食品添加物は必要なの? 必要じゃないの?」とツッコまれそうですが、食中毒を避けるという意味である程度は必要だと思います。
無添加食品にもそれなりのリスクがあるということが言いたいのです。無添加だから安心、安全だという思い込みはありませんでしょうか?
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