紅葉の温泉郷
2012/11/20 ナウシカ さん
週末を利用して晩秋の温泉に出かけました。
長野県南部、下伊那郡阿智村(しもいなぐんあちむら)にある昼神温泉(ひるがみおんせん)は、こじんまりした山あいの温泉郷で、地理的に中京方面からの観光客が多いところです。
秋の色に染まる山がまぢかにせまり、白い河原石の阿智川が流れるひなびた温泉は、何もせず、ゆっくりしたいという一泊二日の骨休みの旅にはぴったりでしょう。午後三時過ぎの到着だったにもかかわらず、山の東面に張り付くように建っているホテルはもう日が入っていました。そのかわり、川むこうにひろがる西向きの山々は照る葉で美しく輝き、この季節の彩を堪能できます。
ロビーのあちこちのしつらえは、このホテルのモチーフ「はな」が飾られこだわりが感じられました。
泊まる部屋の窓からは、山というより木々がすぐそこに見え、遠目には華やかささえ感じられた山も、木のいっぽんいっぽんには冬に向かう寂しさが宿り、風で舞い上がった落ち葉が空の向こうに飛んでいきます。夕食は6時からだったので、その前にお風呂に入りました。
大浴場のほかに家族風呂が二箇所あるので、ゆっくりできます。
大切に湯守りされている昼神温泉の泉質は良質のアルカリ性単純硫黄泉(pH=9.7)で、からだにやさしくツルツル美肌の湯として評判です。1泊中に5回も入浴をする人もいるとか。入ってみると確かになめらかな湯で、乾燥が気になっていた肌もしっとり。
温泉は出てからがぽかぽか熱くなりますが、芯から温まる心地よさはいつもの家庭風呂とはまるで違います。
浴衣に丹前をひっかけ、館内を歩くのも楽しく、そうこうするうちに食事の案内が来たので階下の食堂にむかいました。落ち着いた個室のテーブルには○○様ようこそと書かれた大きな黄色のイチョウが飾られ、そのホスピタリティーに感心することしきり。
お料理はこの季節の代表、マツタケの土瓶蒸し(マツタケもさることながら、私は巨大なギンナンに驚きました!)、鮎の塩焼き、きのこの天ぷら、お刺身などなど・・・・・・山海とりまぜた創作料理をおいしくいただきました。食事をしながら笑ったり涙ぐんだり激しく同意したり、女性のおしゃべりはコース料理よりずっと長くつづきます。
温泉であたたまり、季節のお料理に舌鼓をうち、布団に入ってからもひとしきりおしゃべりはとまりませんでした。
これが旅の醍醐味、明日への活力!
翌日は、早めの朝食をいただき(湯豆腐が美味でした)、川の近くの朝市をざっと見て早々と帰途につきました。
新鮮な野菜、果物、信州名物「おやき」などが飛ぶように売れていました。温泉の旅は、寒い季節こそ楽しいものですね。
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