季のもの喰らえば病遠のき身と懐にも有難し(1)
2011/7/4 宇治志摩子 さん運動も兼ねて毎日の様にスーパーに行っていますが、最近良く目に付く季節の物は、らっきょう、谷中生姜、茗荷などです。
らっきょうは血液をサラサラにし、甘酢漬けはお酢の効果で疲労回復に繋がります。
生姜は温め効果もあり冷房対策にもなりますし、花粉症や風邪の予防などの効果があります。
茗荷も『薬味』に使われますので殺菌効果があり、また食欲増進、消化機能向上させてくれる夏バテ対策にはもってこいの食材です。しかしながら、フライング気味に売り出す傾向がある昨今の市場状況に、「季節感がまるでない、日本の四季は何処に消えた?」などと思う事がしばしばあります。時にはフライングを通り越しているものも多くありますね。
ですが今ではもう、スイカやイチゴが年中売っていても驚きもしなくなりました。八百屋さんの店頭に桃が並び、仄かに香ってくる匂いを嗅いで「夏がきたなぁ。」と感じるなど、風情ある光景も少なくなりましたね。
風情を失った代わりに私達は便利さを手にしましたが、時々自然や先人の知恵に思いを馳せる事が有ります。
冷蔵庫も無い時代、夏にキュウリやスイカが実り、それを食べて身体の火照りを取っていたのでしょうね。季節の食材ひとつひとつを見ても、まるで「訳あって生まれてきました」と言わんばかりです。季節感のズレに少々がっかりはしても、お買い物に良く行っている者には本当の旬が何時なのかは野生の勘で直ぐに解ります。
野生の勘がなくても簡単です。地の物が安くなるのですから。
全国各地から送られてくる食材と違い、高い輸送量が価格に影響される事がないので、地の物であれば安価になるのは当たり前。それまでは「おつとめ品」を買って地の物が出回るのを楽しみに待つわけです。
時には冷凍食材を買う事もありますが、これも馬鹿には出来ません。採れたての物を直ぐに最新の技術で冷凍しているのですから栄養価が損なわれることがないのです。
ですが、食卓に出す際に一言でも「これ、冷凍のブロッコリーよ。」等と口に出してはいけません。一家に一人くらいは必ず渋い顔をする方がいらっしゃる筈ですから、コッソリと使うのがポイントです。季節の物を摂り入れたいと思うのは、栄養価の問題と、身体への作用を期待するからです。
ほうれん草1つ取り上げてみても、夏のほうれん草にはビタミンCとAが豊富に含まれていますが、冬になるとその含有量が3分の1になるのです。かと言って3倍食べる訳にもいきませんので、やはり季節の物を頂きたいものです。
旬の物を安く買っても「また、ほうれん草か。」と言われない様に気をつけなければなりません。私の場合は褒められると伸びますが、けなされると海底まで沈むタイプですので、特にお料理のレパートリーには気を付けています。この様に、季節感を無視した高い商品が沢山並んでいても、私達はきちんと季節の恵みを頂く事が出来ているのです。
地の物、季節の物を沢山頂いて今年の夏も元気に乗り切りたいものですね。
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