定年生活.com トップ» 学ぶ » 高齢者にもっとインターネットを

高齢者にもっとインターネットを

2013/2/4  電脳太郎 さん

定年後の生活|パソコン
会社に勤めていた頃があまりに多忙だった反動か、私は定年退職をして以来、暇の潰し方が分からず、有り余る時間を持て余していた。妻は趣味の会合などにも出かけたりしていたのだが、仕事に忙殺され趣味らしい趣味を持つことがなかった私にとっては、もはや「今から何かを始めるにしても、何を始めたらいいのかすら分からない」という状態だった。

そんな私を助けてくれたのが、インターネットという存在だ。
息子が古いパソコンを私に譲ってくれて、インターネットの契約等の設定も済ませてくれて、インターネットへのアクセスのやり方もひととおり教えてくれた。

最初はそれでもチンプンカンプンだったが、毎日続けているうちに、自分が探したい情報などをどう探せばいいか、などということが少しずつ分かってきた。

そして今は、インターネットでさまざまなニュースや知りたかった情報などを見て、毎日楽しませてもらっている。インターネットの世界というのは面白いもので、探してみれば「定年生活com」など、私と同年代の人たちが集まっているところも見つかる、というのが嬉しい発見だった。

こうして私はインターネットが多少できるようになったおかげで、老後の生活で暇を持て余すことが少なくなったのだが、ふと私の周りを見れば、まだまだインターネットができない高齢者の、なんと多いことか。

私自身の経験から言わせてもらうと、高齢者こそ、インターネットを積極的にするべきだと思うのだ。インターネットという存在は、自分から積極的に情報を探したりするという好奇心を刺激してくれる存在だと思っている。毎日することもなく、ただぼうっと過ごしているだけの生活と比べれば、認知症などになるリスクも下げられるのではないだろうか。

全国の自治体で、もっと高齢者向けのインターネット講座等を積極的に開催してほしいと思う。私の地元の自治体にもパソコン講座はあるが、インターネットよりもワードやエクセル等が中心で、しかも年齢制限が特にないので、完全に現役世代の若い人向けとしか思えない。

この時代、高齢者の趣味のひとつとして、インターネットはもっと認知されてもいいのではないだろうか。インターネット上には高齢者向けサービスの情報なども多いので、きちんと使えば生活の役に立つことは間違いないと感じている。

また、老人ホーム等の施設でも、未だに入居者個人のインターネット使用が認められていないところも少なくないそうだが、これもどうにかするべきだと思う。全個室に、パソコンのインターネット接続ができる環境を整えたほうが、入居する人たちの快適度も上がるのではないだろうか。

私もいずれはそうした施設に行くかもしれないが、施設選びの際は「居室でインターネットができる」という条件は絶対に譲れないだろう。老後になってようやく見つけた楽しみを、施設入居で奪われるというのは、非常に馬鹿馬鹿しいと思うのだ。

世の中がもっともっと、高齢者のインターネット使用を促す環境になってほしいと思う。

シニア向け特集記事

<お金や暮らしに関する特集>

 
老後の不安
(1)健康・お金  (2)働く  (3)過ごし方

老後の計画
(1)お金  (2)個人年金保険  (3)医療保険  (4)確定申告  (5)住宅ローン  (6)老人ホーム

老後の生活と年金
(1)把握編  (2)対応編  (3)独立編

定年後の生活費、どれくらい必要? / 退職時の貯蓄、どれくらい必要? /
年金生活・・・老後のお金について考える

定年後
エンジョイライフ / 貯金半減 / 月20万で楽々 / 無収入・一人暮らし /
健康オタク / 熟年離婚 / 熟年結婚 / 教育費貧乏

シニアの群像
(3)田舎暮らし  (4)海外暮らし  (5)野菜づくり  (6)写真展 

<働くことや仕事に関する特集>

元気で働く
64歳男性、看護 / 63歳女性、保育補助 / 58歳女性、クリーニング&パン

定年後
まだ働いています / 仕事がしたい  /  60歳からの働く /
会社に残れたものの / 早期退職か居座りか / 失業しています

定年後も働こう|定年後の独立開業 / シニア夫婦が自宅でしている仕事

シニアの群像
(1)異業種交流  (2)職探し  (7)独立開業

学ぶに関する特集・投稿リストへ
 

トップページに戻る



定年生活ではLINEのお友達を募集しています☆以下のQRコードからお友達登録をしていただきますと、LINEだけでのお役立ち情報をお届けします。
定年生活ではLINEのお友達を募集しています