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自転車保険、義務にしてみては

2013/2/18  転ばぬ先の さん

定年後の生活|自転車
我が家は、夫婦ともに自動車運転免許を持っていません。
夫が現役時代の時は夫が免許を持っていたのですが、退職時に「年も年だし、事故をおこしてしまってからでは遅いから」と、自主的に免許の返納をしたのです。

車がなくなった私たち夫婦の「足」として大活躍しているのが自転車なのですが、実は2年ほど前、私が自転車事故をおこしてしまったことがあります。
庭から道路に飛び出してきたお子さんと、接触してしまったのです。

こちらもブレーキとハンドル操作で何とか接触を避けようとしたのですが、見通しの悪い庭からのいきなりの飛び出しで、避けきれず、お子さんは転倒。
私が自転車を降りて「大丈夫?」と声をかけた直後に、親御さんの怒鳴り声が聞こえてきました。「人の子をはねておいて大丈夫もくそもあるか!」と。

もちろん事故をおこしたのは私だと分かっていますから、その場で救急車と警察を呼びました。しかし親御さんには「自転車事故の加害者」として、救急車やパトカーが来るまでに「どう責任を取ってくれるんだ」「それなりの損害賠償はしてもらう」と、ずっと責め続けられて、いたたまれない気持ちになりました。

自分で事故をおこしておいて申し訳ないのですが、この親御さんだと、どんな損害賠償を吹っかけてくるか分からない・・・と怖くなりました。もちろん治療費と、それ相応の慰謝料は誠心誠意出すつもりでしたが、この親御さんが求めてくるのはそれよりはるかに大きいものだろう、と感じられたのです。

その時に思い出したのが、自転車保険の存在でした。
夫が退職して免許を返納し、夫婦ともに自転車に乗る機会が多くなった時から、もしもの備えとして加入していたのです。

この事故については、自転車保険に入っていたことで、本当に助かりました。
保険会社を通じたやり取りをすることで、何とか話をまとめてもらうことができたのです。

もし、自転車保険に入っていなかったらどうなっていたか。老後の資金のほとんどを、賠償金として支払うことを要求され続けたかもしれません。事故をおこしたほうが悪いというのは大原則ですが、自転車に乗る側の注意ではどうしても避けられない事故もあることを実感した私にとって、自転車保険は絶対に必要なものだと感じました。
もちろん、自分たちが被害者になった時も、治療費の支払い能力すらない人が相手だと困りますし、そういう意味でも、自転車に乗るすべての人に自転車保険に加入してほしい、と思います。

しかし、今は実際のところは、自転車保険に加入していない人のほうがまだまだ多いと聞きます。中古にしろ新品にしろ、せめて自転車購入の際には5年ほどの自転車保険の加入を義務づける、という制度はできないものでしょうか。

また、もし、この投稿が掲載される機会があれば、せめてこれを読んでいる人だけでも、自転車保険に入ってほしいと思います。転ばぬ先の杖、として、私たちは本当に救われました。

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