夜のひとときの贅沢
2013/2/21 佳恵 さん
夕食は早めに済ませたあと、7時か8時ごろに、コーヒーや紅茶を飲みながら、ちょっとしたお菓子をつまむ、というのが、私たち夫婦の楽しみです。夫が仕事で激務だった頃は、とうていできないことでしたから、今、毎日のようにそうした時間が持てることはなんと贅沢なのか、と思います。
しかし人間というのは欲張りなもので、「この時間をもっと贅沢なものにできないか」と考えるようになりました。
最初にやったのは、コーヒーをインスタントからちゃんとした豆に替え、紅茶もいい茶葉を使う、という、飲み物そのもののグレードアップです。
コーヒーも紅茶も格段に風味が良くなり、しばらくはそれで満足していました。
ですが今は、もっと贅沢なことをしています。
現在、家に常備している飲み物は、コーヒーと紅茶だけではありません。
インスタントではありますが、ココア・カプチーノ・カフェモカ・キャラメルマキアート・抹茶ミルク・いちごミルクなど、種類を豊富に増やしたのです。これは夫にも大好評。本格的なコーヒーと紅茶が楽しめるだけでなく、気分によって多種類の飲み物が選べるので、まったくと言っていいほど「飽き」がこなくなりました。
そして、お菓子の種類も増やしました。
常備するクッキーの種類を増やすだけでなく、たまには和菓子やケーキなども買ってきて、こちらも変化をつけるようにしたのです。さらに、少しだけパソコンが使える私は、ワードではがきにメニュー表を作るようになりました。夜のティータイムが来ると夫に「ご注文は?」と聞くのが最近の日課のひとつとなっています。
こんな形で少しずつ、ティータイムを充実させてきた我が家。
夫もこの進化には大賛成で、「以前よりさらに、この時間が楽しみになった」と笑ってくれています。たまにお客さんが来ると、飲み物とクッキーのメニュー表が置いてあるのに驚きながらも、楽しそうに注文してくれて、「このアイデアいいわね」と、私たちの真似をする人も何人か出てきています。
そして今、「ここまで来たらとことんやろう」という夫の意見で、ティータイム専用のコーヒーテーブルと椅子のセットを探しているところです。
先日息子夫婦にその話をしたら、お嫁さんが「そのうちティータイム専用の部屋を作るリフォームでもしそうですね」と笑っていましたが、それを聞いた時は夫婦ともに「その手があったか」とアイデアをもらったような気分になりました。本当にいずれは、それもやるかもしれません。こうした私たちのこだわりは、傍から見ればくだらないことかもしれませんが、ちょっとしたことでも「夫婦で楽しめる」というのは、老後をともに暮らしていく上でとても大切なことなのではないか、と感じています。おかげさまで私は、夫在宅ストレス症候群、などというものとは無縁です。
ティータイムへのこだわりが完成形になったら、また何か「夫婦で楽しみながらこだわれるもの」を探して、老後の暮らしをますます心豊かなものにしていきたいと思います。
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