健康食品選びの難しさ
2013/2/28 冬虫夏草 さん
定年後の生活を充実させるためには、まず何よりも「長く健康を保つこと」が必須だと思っている。しかし現実としては、長年の激務と年齢の影響からか、体のあちこちにガタがきていて、やれ肩がこっただの、腰やひざが痛いだの、すぐに疲れるだのといった状態になってしまっており、なんとも情けないことだ。
せっかくこれから仕事に縛られない自由な生活をおくれるのだから、まずは体の健康を取り戻さねばと、毎朝のラジオ体操を始めることにした。
しかし、これだけではまだまだ健康を取り戻すには不十分だ、と思い、健康食品の利用を考えることにした。健康食品は薬ではないから副作用の心配もないし、気軽に飲んだり食べたりできるだろう、と思ったのだ。
そのことをさっそく妻に話したら「でも健康食品って怪しいものや、すごく高いものも多いから、いいものを探すって難しいよ」と言われた。パソコンで調べてみると確かに妻の言うとおりで、「この健康サプリメントは安いぞ」と思ったら、どこで作っているかまるで情報がなかったり、「国内工場で製造」と安心感のあるものは総じて高く、年金生活の予算から気軽に出せる金額ではないものばかりだった。
妻に「お前の言うとおりの状況だったよ、よく知ってたな」と言ったら、実は妻もダイエットのサプリメントを昔買ったことがある、というのだ。ところがその後、中国産の「やせ薬」でとんでもない数の被害者が出たと知って、自分が飲んでいたサプリメントも中国産では・・・と思い、怖くなってすぐやめたらしい。
妻は当時「有効成分の濃度と安さ」だけでサプリメントを選んでいたらしい。私も妻にそうした話を聞かなければ、今回の健康食品選びも同じ基準で選んでいただろう。
しかし、そんな基準だけで選んでいれば、比較的安心感の高い国内製造の健康食品が、価格の高さが原因で真っ先に候補から落ちるのは明らかだ。
というわけで、今の私は「良質で安全な健康食品を買いたいのはヤマヤマだが、価格が高くて購入の決断がつかない」という足踏み状態である。
それにしても、国内製造の健康食品の価格は高すぎやしないか。確かに衛生・安全の管理は大変だし、海外より人件費が高いのも分かるが、「それを考慮しても高すぎる」と感じざるを得ないものが多すぎる。そのことをブツブツとこぼしていたら、妻が「高いものほど効果があると思って買う人がいるから、安くしないってところもあるのかもねえ」と答えた。なるほど、それも一理ある。
「高く売れるものは高く売りたい」というメーカー側の理屈は当然だが、私たちのような「老後を健康に生きたいので健康食品そのものに興味はあるが、金持ちではないので高いものは購入したくともできない」という存在にもっと目を向けて、薄利多売を狙うところが出てきてほしいと願う。私たちのような存在は、人数はきっと多いはずだから、そんな戦略でも利益は出るはずだと思うのだ。
現状では、私には健康食品選びは難しすぎて、前に進むことができない。
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