【懐かしの名作映画】 逃亡者
2013/4/26 川喜多夫 さん
『逃亡者』は、アメリカのABCで1963年~1967年まで放送されたテレビドラマシリーズです。オープニングのナレーションで、「リチャード・キンブル、職業医師。正しかるべき正義も、時として盲いることがある。彼は見に覚えのない妻殺しの罪で死刑を宣告され、護送の途中列車事故に遭ってからくも脱走した。孤独と絶望の逃亡生活が始まる。髪の色を変え、重労働に耐えながら、犯行現場から走り去った片腕の男を探し求め、彼は逃げる。執拗なジェラード警部の追跡をかわしながら現在を、今夜を、そして明日を生きるために…」とあらすじが語られます。
『逃亡者』では、キンブル医師をデビッド・ジャンセン、ジェラード警部をバリー・モースが演じています。
全120話、全米中を真犯人を探して回る長い長い旅です。キンブル医師は逃亡先でさまざまな人に出会いますが、そのエピソードが見どころとなっています。
片腕の男を探す謎解きが中心のサスペンスではなく、リチャード・キンブルと関わる人々との人間ドラマが描かれています。
自分の身におきかえて考えると、指名手配犯を見つけたものの通報するか否か、「この人は本当に人を殺したのだろうか?」、「自分が見た感じでは、人を殺すような人間には見えないが…」、といったところでしょうか。
お医者さんなので、病気の人や困った人を見すごせず、そのためにつかまりそうになることが何度もあります。
キンブル医師の人柄が分かって、逃がしてくれる人もたくさんいます。
やがて、追っているジェラード警部までもが、「キンブルは、犯人ではないのでは?」と疑問を持つようになります。
『逃亡者』は1993年にリメイクされており、キンブル医師をハリソン・フォード、ジェラード警部をトミー・リー・ジョーンズが演じています。
舞台は現代に置き換えられていますが、妻殺しの容疑をかけられ逃亡をはかる設定などは、当時のままです。
日本でも、江口洋介主演で『逃亡者 RUNAWAY』というドラマが放送されましたが、江口洋介の職業は医師ではなく保護監察官、息子がいる設定になっていました。
50年以上も昔のドラマなのに今だに色あせず、時を経て繰り返しリメイクされる、脚本の素晴らしさに拍手を贈りたい名作です。
【懐かしの名作劇場】
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