高齢者に多い家庭内事故
2013/5/15 備えあれば さん
みなさん、外出先での交通事故やケガについては十分注意されていることと思いますが、高齢者の事故で多いのは家庭内だそうです。家庭内で起こった事故の例から、その対処法を考えてみました。
<階段からの転落、転倒>
【事故の例】自宅玄関の小さな段差につまずき、お尻から転んで足を強く打撲、骨折。
ご自宅の階段の傾斜が急だったり、すべりやすいということはないでしょうか?
傾斜そのものに関しては工事するしかありませんが、階段に手すりをつけたり、足元にすべりにくくするストッパーを付けるだけでも、事故を防ぐことができそうです。
また、階段途中にいろいろなものを置いたり、その時履いていたズボンのすそをふみつけて転落する、という事故例も報告されています。足元には、くれぐれも気をつけてください。
<屋外作業中の転落>
【事故の例】植木の剪定作業中に、1mの高さのはしごから転落して左大腿骨、腰椎、仙骨の骨折や内臓を損傷し、死亡。
足場が不安定なものに乗って作業する時は、極力注意するということにつきると思いますが、慣れた作業でもこのような事故につながります。ご注意ください。
<食料品などの誤飲・誤嚥>
【事故の例】食べていたサンドイッチをのどに詰まらせて意識を消失、救急搬送されたが死亡。
高齢者の誤飲・誤嚥(ごえん)事故は多いです。のどに詰まりやすい食べ物には、もち、だんご、アメ、カップ入りゼリーなどがありますが、事故例のように、パンやごはんといったふだん食べなれているものでも、のどに詰まることがあります。
こういったものを食べる時には、飲み物を用意して、ゆっくり少量ずつ食べることが大切です。
<着衣着火でのやけど>
【事故の例】仏壇の火が服に燃え移り、ほぼ全身に水ぶくれを伴うやけどを負い、死亡。
キッチンで調理中に、洋服に火がついてやけどするという事故例があります。とくに化繊は、火が燃え広がりやすいので要注意です。
<風呂場での転倒、やけど>
【事故の例】熱湯をはった浴槽に入り、3度のやけどを負った。普段は家族が差し水をしてから入浴していたが、自分で湯をはって差し水をせずに入浴してしまった。
ついうっかり…の事故例ですね。浴槽に入る前に、手でお湯の温度を確認する習慣さえあれば、防ぐことのできた事故です。
また、お風呂場はたいへんすべりやすい場所です。すべり止めのマットを敷くなど、事前に転倒を防げそうな予防策を施しておきましょう。
高齢になると骨がもろくなるので、ちょっとした転倒で骨折するおそれがあります。骨折は寝たきりにつながりますから、転倒するような原因をなくすことが大切です。
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