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孫との潮干狩り

2013/5/27  あさりちゃん さん

シニア|孫と遊ぶ先日、孫と潮干狩りに行ってきた。
孫にとっては初の潮干狩り体験、そして私にとっても、数十年ぶりだ。

久しぶりに潮干狩りに行って驚いたのは、じょれんの使用が禁止になっていたことである。せっかく新しいじょれんを買って持ってきたのだが、無駄になってしまった。
じょれん使用禁止の理由は、どうやら漁業関係者の都合が関係しているらしいが、本格的に海に潜って漁をするわけでもないのに、たかが素人の潮干狩りぐらい、もっと寛大な目で見られないものだろうか。

そんな文句を心の中で言いつつも、決まり事には従わなければならないので、じょれんを使わず地道にアサリ取りだ。
じょれんを使っていた時代よりも、アサリ取りの効率は悪くなってしまったが、それでも何とかそれなりには取れる。孫も「自分でアサリを探して取る」という事が楽しいようで、夢中になっていた。

とはいえ、せっかく潮干狩りに来たのなら、アサリだけ取って帰るのももったいない。
ここで私は満を持して「塩」を出した。そう、私たちの世代なら誰もが知っているであろう、マテ貝取りのための塩だ。

私はこのマテ貝取りこそ、潮干狩りの醍醐味だと思っている。アサリを使った料理ならいつでも食べられるが、マテ貝を食べられる機会は、こういうところで自分で取らないと訪れない。

砂浜の表面の砂をスコップで軽く払うようにしてマテ貝の呼吸穴があるところを探し、その穴ひとつひとつに塩を入れていく。そうするとマテ貝が塩を吐き出すように砂浜から顔を出すので、それをつまんで引っこ抜くのだ。
慌てて引っこ抜くと途中で切れてしまうので、「つまむのは素早く、引っこ抜くのはゆっくりと」が鉄則である。

私がさっそくマテ貝取りに成功すると、孫はその変わった形の貝に興味津々。
この貝食べれるの、と聞かれたので、アサリより身が大きくておいしいぞ、と答えたら、僕も取りたいと言って塩を穴という穴にふりかけ始めた。

孫はマテ貝をつかむタイミングが上手く計れないので、マテ貝取りの効率は悪かったが、それでもいくつかのマテ貝は取れたので、とても満足そうだった。
そして気がつくと、私たちの周りには数十人ほどの見物人が集まっていた。若い親子連れの人が多く、どうやらマテ貝の存在そのものを知らない人たちのようだ。

見物していた人たちにも塩を分けたら、皆喜んで、さっそくマテ貝取りを始めた。潮干狩りの新しい楽しみ方を見つけられたようで何よりである。
私たちも潮干狩りの後半はアサリそっちのけでマテ貝取りばかりに集中し、結果的にアサリよりもマテ貝のほうが多い持ち帰りとなった。

夕食はアサリの味噌汁、アサリとマテ貝の酒蒸し、マテ貝のバター焼きなど、アサリとマテ貝の貝づくしだ。孫も「変な形だけどおいしい」と喜んで食べていた。

私も本当に久しぶりに食べるマテ貝に舌鼓を打ちながら、おいしく酒を飲んで楽しんだ。
最初に、じょれん使用禁止、の表記を見た時は、「こんな潮干狩りじゃ来るんじゃなかったな」とも思ったのだが、マテ貝が取れたということで満足できる結果となった。我ながら現金なものである。

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