加齢臭、言われた時はショックでしたが・・・
2013/6/3 周太郎 さん
「おじいちゃん、ろうそくみたいなにおいする。」久しぶりに会った孫から、このひと言を聞いた時は信じられなかった。
ろうそくのようなにおい、というのは加齢臭なのだろうが、私は加齢臭を人に指摘されたのはこれが初めてだったのだ。
家内も、私に加齢臭があるなどとは一度も言ったことがなかった。だから私は加齢臭とは無縁だ、と思っていたのだが・・・
孫に加齢臭のことを言われてから、家内に聞いてみた。
すると家内は、実は私の加齢臭をずいぶん前から感じていたらしいのだ。
なぜ言ってくれなかったのか、と聞くと「誰でも年取れば出るものなんだから、特に言う必要もないでしょう」とのことだった。本当に私の体から加齢臭が出ているのか。自覚がないだけに、にわかには信じられなかった。
そして加齢臭を自分で判断できないかと情報を集めていると、「耳の後ろ、後頭部、そして胸の中心などを指でこすってそのにおいをかいだ際に、体臭をはっきり感じられる人は加齢臭の可能性が高い」というのがあった。私もさっそく試してみた。
すると、確かに、耳の後ろをこすった指から、なんとも言えない体臭を感じた。ショックだった。いつの間にか、私の体からはかなりの加齢臭が出るようになっていたのだ。
自分では気づかずに、これまで周囲に加齢臭を撒き散らしていたのかと思うと非常に落ちこんだ。今はとにかく、加齢臭の軽減ができるよう、いろいろな方法を試している。
欧米化した食生活が日本人の加齢臭を強くしている一因だとも聞いたので、毎日の食事は以前より和食を増やしてもらった。
入浴も「カラスの行水」で終わらせるのではなく、湯船でたっぷりと汗をかいてしっかりと老廃物を流すようにして、石けんも加齢臭対策用のものを選んでいる。私の加齢臭対策は、まだ始めたばかりだが、それでも気休め程度だが、耳の後ろをこすった時の指のにおいが以前より少なくなった気がする。
孫に、思わぬタイミングで加齢臭を指摘された時はショックだったが、その指摘がなければ私はこれからもずっと加齢臭を放置したまま日々を過ごしていただろう。
今は、加齢臭のことに気づかせてくれた孫、そして本当のことを言ってくれた家内に感謝している。次に孫に会う時は「ろうそくのにおい」と言われないぐらいまで、加齢臭を軽減しておきたいものだ。
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