リメイクで大活躍
2013/7/29 恵美子 さん
今後の老後の生活に備えて、自宅の一部をバリアフリー仕様に改装したのですが、その際に、長年使っていた婚礼タンスを処分することに決め、タンスの中に眠っていた衣服を整理しました。もう何年も着ていない洋服などは、いらないと割り切ってどんどん資源ごみとして出したのですが、何年どころか何十年も着ていないにもかかわらず、処分できなかったのが「着物」です。私はかつて、「気に入った着物は買う」というスタイルでしたので、タンスの中の着物の枚数は20枚以上もありました。それほど高級な着物があるわけではないものの、それでもこれを購入した価格を合計すると、いくらになることか。
このまま置いておいてもタンスの肥やしになることは分かりきっているのですが、着物についてはやはり、普通の洋服のように捨てるのはもったいない、と思ったのです。
まずは娘に、どれかほしい着物はあるかと聞いてみましたが、娘がほしがったのは一枚だけでした。着物の残りはまだまだたくさんある、もう着ないけど、捨てられない、どうしようかと頭を悩ませていた時にふと思いついたのが、「小物をリメイクして、普段使いするものに作り直せないか」ということでした。
最初にチャレンジしたのは、バッグに入れる化粧品用ポーチです。簡単なものでしたのでこれはすぐに作れましたが、バッグから出した時にとても映える、いい出来だと思いました。
そしてそのポーチを見た娘が、「娘(私にとっては孫)が学校で使うバッグを、それ(着物)で作ってほしい」と言ってきたので、できるだけきれいな柄の着物を選び、バッグを作って渡したら、孫も大喜びしてくれました。
このような小物作りから始まった着物のリメイクですが、今は「着物を洋服風に仕立てて、普段着として使う」というのが私のリメイクの主流になってきています。
着物ならではの美しい柄は見せようによってはじゅうぶん普段着としても使えるものですし、何より、絹の肌触りが最高に心地良いのです。
1枚の着物を使ってリメイクするだけでなく、数枚の着物を使って柄の変化を楽しめるようなものも作るなど、自分なりの工夫をしています。若い頃に買ったものなどで、普通の服にリメイクするにはあまりにも柄が派手すぎる、と思った着物については、思い切ってパジャマにリメイクしました。
高価な着物をパジャマに、というのはもったいない気もしますが、いくら高価だったものでも着なければ意味がないのですし、何より「極上の絹パジャマ」の寝心地は、そこいらの市販品では得られない満足感があると感じています。パジャマとしてリメイクした分は、洗うのもネットに入れるだけで後は普通に洗濯しているのですが、すぐにダメになるかと思いきや、意外と大丈夫なものです。
こうしたリメイクで、我が家の一室は着物のはぎれだらけ。夫が「何かの工房みたいになってるな」と苦笑いしています。
あれだけあった着物も、原型を完全にとどめているのはもう二枚しかありません。着物の数と種類は限られているので、これからどれだけ満足できるリメイク物を作れるのは分かりませんが、私の手でできる限り、着物たちにもう一度「形を変えての大活躍の場」を与えたいと張り切っています。
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