「相棒」はなぜおもしろいか
2013/8/19 青春の殺人者 さん
テレビ朝日の「相棒」がとてもおもしろい。日本のテレビドラマの中では屈指のおもしろさ、視聴率も非常に高い。のみならず、本放送がなされていない時期に昼間の午後に再放送をするのですが、これも本放送並みの高視聴率というのですから、なんともすさまじい。しかも、それを短期的ではなく、一〇年以上も高い水準を保っているところに相棒のお化け具合がうかがえます。
なんで相棒がこんなにおもしろいのか。
1.役者に依存しない。
水谷豊はじめレギュラー陣の役者の個性的なことはこのうえなしですが、役者の個性に全面的に頼っているわけではありません。2.脚本の高水準
なにより脚本がいい。すべてとはいいませんが、2話、3話分を一話にまとめるくらい密度が高いのです。膨らませれば1話分になるくらいのエピソードを惜しげもなく次々とぶっ込んでいたりするのです。それでいてちゃんと1話の中に起承転結で収まってしまう。3.丸投げ
最大の理由はこれ。
つまりテレビ朝日が制作に関与していない。調べたわけではありませんが、間違いなく、テレビ朝日の社員が脚本やら演出やらに関わってはいません。だからおもしろいんです。もちはもちや。プロはプロに任せればいいのです。日本のテレビ局はそれを忘れて、自分たちでドラマを作る方向を志向しています。悪いとは言いませんが、社員が作るドラマがおもしろいと思いますか。むろん中にはヒットするものもあるでしょうが、たいがいははずれ。しかも尻すぼみ。10回シリーズだと第1話と最終話だけに力を入れる。その回だけ視聴率がよければ社員の責任は問われないからですね。
それに対して相棒は、おそらく東映に丸投げしている。プロに任せているのです。
昔の「太陽に吠えろ」とか、「西部警察」とかも、石原プロに丸投げして、それぞれとてつもなくおもしろかったでしょう。あれと同じことですよ。自分たちは何もしないで外部のプロに任せる、簡単なようですが、規則やら責任やらでがんじがらめに縛られている会社の社員にとってはなかなか勇気と度胸のいることなんですね。丸投げして視聴率を取れなかったら、自分の責任が問われる。丸投げしているから、どういうものができあがるかわからない。わからないものにまで責任を問われたらたまらない、というわけで内部制作のドラマがたくさんできたのですが、それが守りの姿勢であるだけに、ま、ほとんどがつまらないものになるのはすでに述べた通りですな。
相棒の場合はもう揺るぎない実績があるのですが、そういうやり方を他のテレビ局も考えてみたらいかがでしょうかね。
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