税務署とのやり取り・・・2,200円還付(2)
2013/11/25 欲の皮 さん※11月21日から続く
わたしは、年金制度が始まった昭和三十六年、夫に「入っておきなさい」と言われ、「二十一年納めれば受け取る資格が出ます」と、説明されて掛け続けた。
当時は、夫の共済年金が出るから、納めなくても良い仕組みであった。同じ役所に勤める奥さんたちは、だれも入らなかったが。
二十五年間納めて、六十三歳で年金を受け取ることにしたので、六十五歳で受け取る人より、年金額は少ないと思うが、あとから加入した方々より多いと思う。
それが、たった六十三万三千六百九十六円也。
夫の遺族年金があるので、命はつなげるが。
申告用紙を前に半信半疑。二千二百円の還付を捨てられないわたしは半信の方を選んだ。
A票に記入してゆく。七十万円以下は申告しなくてもいいはず? でも還付は受けたい欲と二人連れ。基礎控除三十八万と記入されている部分で筆が止まる。
あと控除部分は医療費記入のみ。
どう考えても三十八万円の控除があるのに、申告しても戻るお金なんてないはず。
半信を捨てて本疑になり、アホにももう一度税務署へ電話。
ご多忙であろうはずの、個人税金係のお兄さま(声で想像)、気を良くして耳を傾ける。懇切にも「今、手引きでお教えしますのでA表へ記入していってください」とのたまう。
申告しても無駄ではないかと聞いた以上、引き下がれなくなったわたし。
申告書のA表のイに、ウにと説明される。記入ずみなので「はい入れました」と返す。最終医療控除の所で、「全額から千二百円マイナスして記入して」。
こんな感じのやりとりのあと、最後に所得の内訳部分で、年金と出版した本の一部が通信添削教材会社の、小学校五年生の国語の問題集に掲載された収入、二万二千円を記入。
「収入に必要経費があったら記入してください」と言う。
こらえきれずに笑ってしまったわたし。そんなんありっこないでしょう、原稿用紙一冊とでも記入するかと、頭の中で笑いが行ったり来たり。
最後の最後に「源泉徴収額の合計額という所に二千二百円と記入してください」。
「これを還元していただくために、こんなに大変な時間要して、記入しなければダメなんですね」
「はいそうです」
もう何をか言わんやである。たった二千円欲しいばかりに、電話代と郵送料引いたら、どれだけ残る?
まあいいか。無聊をかこつ身。時間つぶしになった。
それにしても税務署にも、暇な部署があるんですね。ごていねいなご教授、ご助言感謝します。
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