こんなはずじゃなかったんですがね。定年まで勤め上げるつもりでおりましたが、５年も早く退職させられる羽目になってしまいました。

業績の悪かった我が社が外資に買収されたのたが、すべての始まりでした。各部署をどんどん合理化していき、人員削減に走りました。ターゲットになるのは、５０歳過ぎのシニア世代です。

元来、当社では、課長は５３歳、部長は５５歳で役職を解任され、専任職としてそのまま居残るか、子会社に転籍になるかという進路が決まっていたのですが、今回提示されたのは、希望退職という名の首切りです。

名目上は、これだけ割増退職金を出しますから、やめたい人はてを上げて下さいというものですが、その実、やめさせたい社員に対して、応募するよう説得するんですよね。

私は今年５５歳になりますが、案の定上司に呼ばれ応募するよう促されました。この時のむなしさには計り知れないものが有りましたね。

３３年間務めてきた会社を、定年を前に去る口惜しさ、失業者となり職探しをしなければならない言い知れぬ不安。運よく再就職できたとしても、せいぜい今の半分の給料をもらえればいいとこでしょう。

これからの生活が成り立つかどうか？不安で一杯です。

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