老後の住まいは賃貸? それとも一戸建て?
2011/8/3 シニアハムレット さん老後に住むところは、自由度の高い一軒家がいいのか、お手軽に引越しできる賃貸がいいのか悩みます。
私は長い間賃貸派を通してきましたが、年をとるにつれ、保証人の問題や家賃の支払い能力などで、マンションやアパートが借りにくくなってきたのを実感しています。無理をして一軒家を持つ人の大部分は、こういった賃貸が借りにくくなる事態を心配されてのことだと思います。一軒家の場合、新築は立地の良い便利な場所だと高額ですが、中古の一戸建てを安く買ってリフォームすることができますし、庭付きならガーデニングや自家菜園が楽しめます。「広い庭で犬を飼うのが子供の頃からの夢だった」という人もいます。
ただ、庭付きの場合は、土いじりが好きな人でないと雑草が伸び放題になって持て余すなど、趣味だったはずのガーデニングが苦痛のタネにもなりかねません。ばくぜんと「庭でバーベキューができる!」なんて楽しそうなことばかりを想像していると、バーベキューの前に草むしりをしなくてはならないような想定外に出くわします。賃貸の場合は、このまま賃貸に住み続けた場合、保証人をどうするかが問題です。
そこで、保証人不要の物件を探してみました。保証人不要の物件というのは、通常賃貸物件を借りる際に、家賃を滞納した場合の保証として親・兄弟などを保証人にしますが、親・兄弟の代わりに保証会社などが家賃保証をするというものです。
保証会社に頼むメリットは、親・兄弟に頼むことなく物件が借りられることですが、デメリットとしては、「保証料」のような費用がかかることと、借りられる物件に制限があります。賃貸と一戸建て、どちらも長所と短所がありますね。
まず、かかる金額では、毎月決まった家賃と管理費だけを払えばいい賃貸に比べると、一戸建ての方は固定資産税や維持管理費などがかかるので割高になるようです。賃貸には、定年などで収入が減ったら減った金額に見合う場所に引っ越すという自由がありますが、一戸建ての場合はそう簡単に売って引越しというわけにはゆかないでしょう。
また、分譲マンションの場合には「修繕費」がかかります。老朽化に備えてのことですから修繕費がかかるのはかまいませんが、いざ修繕しようとなったときに、修繕にはマンションの他の部屋の住人の承認が必要で、意見がまとまらないことも考えられます。
一戸建ての場合は、どこをリフォームしようが修繕しようが住人の自由ですけれど、シニア世代になり子供達は全員家を出て、広い家に夫婦二人、もしくは一人住まいなどの状態になってしまうと管理がたいへんです。このように考えると、賃貸にするか一戸建てにするかで決め手となるのは、どちらのデメリットの方がクリアしやすいかという点になるかと思います。
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