熱中症で寿命が縮む!?
2011/8/7 先憂後楽 さん昨年の夏は「30年に一度の猛暑」ということで、連日熱帯夜が続きました。
まさか、二年連続猛暑ということはないだろうとたかをくくっていましたが、今年は、東北大震災に加え、原発事故による電力不足で“節電”が盛んに呼びかけられています。
沖縄の梅雨明けも早く、6月には埼玉県の熊谷市では国内最高気温となる39.8℃を記録しました。7月はやや涼しかったものの、6月の全国的な平均気温は例年を上回っています。厚生労働省によると、2010年の日本人男性の平均寿命は前年から0.05歳伸びた79.64歳でしたが、女性の平均寿命は86.39歳で、前年より0.05歳下がったとのことです。
女性の平均寿命が下がったのは5年ぶりらしく、厚生労働省は「昨年の猛暑で熱中症や心疾患による死者が増えたためではないか」とみています。
なお、昨年夏の熱中症による死亡者数の80%が65歳以上で、1718人と過去最高を記録しています。熱中症というと、炎天下でスポーツをしていたり、暑い屋外で働いている人がかかるイメージがありますが、家の中にいても発症する場合があります。
家の中で熱中症になる原因は、高齢になると温度を感じる感覚が鈍くなってきていることがあげられます。
私などもそうですが、30℃ぐらいでもたいして暑さを感じません。厚生労働省が推奨している「エアコンの設定温度28℃」など余裕でクリアです。30℃ぐらいまでならエアコンなしでも平気です。
夏になると熱中症への注意が呼びかけられるにもかかわらず、かかる人が増え続けてゆくのは、熱中症の一番の問題点が、自分では気づけないというところにあるからだと思います。「ちょっと気分が悪い……」などと言っているうちに倒れるのは、この皮膚の温度センサーが鈍くなっていることによるものでしょう。さらにシニアや高齢者は、トイレに行く回数を減らすために水分補給を我慢する傾向があるようです。年をとって水分が少なくなっている上に、水分補給を我慢するとますます血液の流れが悪くなり、熱中症を引き起こすという悪循環です。トイレを我慢するために寝る前の水分補給を減らし、節電するために寝る前にエアコンを切って寝る、そのおかげで寝てる間に体温はどんどん上昇して・・・、夜間の熱中症も増えていますからお気をつけください。
熱中症の予防対策としては、体内の塩分や水分が不足して起こるので、こまめな水分補給が必要になります。
家の中では、できるだけ涼しい服装をし、風通しをよくします。窓の外によしずを立てかけたり、窓に射光シートを張ったり、射光カーテンに変えるなど、暑さ対策グッズが販売されていますから活用されるとよいでしょう。
あとは、同じ家の中でも、リビングとキッチン、トイレやバスルームなどの温度は異なります。温度計や湿度計を用意して、常に室内の温度管理をすることで熱中症を防ぐことが可能になります。シニア向け特集記事
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