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上手に付き合いたい更年期障害

2011/8/21  紫式部 さん

更年期障害話には聞いていたし、実際自分の母が相当悩まされていた姿も見ていたので覚悟はしていたつもりだった。しかし、とうとう我が身に襲いかかった更年期障害…。

私がまだ高校生だったころ、母が私たち子供に辛く当たっていた時期があった。今思えばほんの一時だったように感じるのだが、あの頃は二人の姉と「お母さんは何であんなに怒るんかね…」と、更年期障害という言葉も知らず、ただ母を恐れるばかりだった。

後に母のそれが更年期障害だった、というのを知ったのは私が家庭を持ってから。母はあの頃、ひどい時には毎日点滴に通うほど、いろんな症状で悩まされていたそうだ。
そんな母の話を聞いていて、女性なら誰もが通る道なんだろう、と腹をくくってはいたのだが、あの頃の母の年齢になっても一向にその気配はなかったのだ。

友人からは「私はのぼせがあったくらいよ」とか「肩を上げるのがすごく辛くて…」という話しをちらほらと聞くシニア世代に突入してはいるものの、やはり個人差があるのだな、私は軽い方で良かった、と安堵していたのがつい最近まで。

確かにその症状は人様々で、感じ方にも個人差があるようだが、今私が一番辛いのは、「精神的に不安定になる」ことである。
何ともない時は何ともない。しかし何でもない時に突然不安感が襲ってくるのだ。たいていは動悸を伴っていたり、激しい動悸とともに頭に血が上った感じでめまいが襲ってくる。様々な症状を経験していた母の話しを聞いていたし、私もシニアに突入してしばらくの年数も経っているので、「何かの病気!?」と思うより先に「更年期障害だ!」と理解することができた。

しかしやはり、シニアと呼ばれる年齢に差し掛かった時には軽いホットショットくらいで済んでいただけに、突然襲ってきたこれらの症状は、精神的に影響してしまっているのだ。「一時だけのもの」とは分かっていても人間、体に不調が現れると「このまま倒れてしまったら…」という不安感に駆られてしまうものなのか。

母は若いうちにその経験をしていたので、私たち子供がそれを受け止めなければならなかったのだが、私の場合、幸いにして子供たちは既にそれぞれ独立してくれている。
せめて孫ができるころには何とか元に戻ってくれないものかと願うばかりであるが、一体いつまで続くのだろうと、余計に胸が苦しくなる。

先の不安を思っても仕様がない、と割り切れている今は調子が上向きだという証拠。なるべくこの状態を保てるよう前向きに、考え過ぎずに過ごしていかなければ。
起きてもいない未来の不幸を背負いながらのシニアライフなんて御免である。

最近は男性の更年期障害もよく耳にするようになった。更年期障害と言えば女性特有のものと思いがちであり、しかも自分が軽かった場合は余計に夫のそれを見逃し、夫が鬱に陥ってしまう場合もあるそうである。我が家はそれはあり得ないであろうことが幸いと、これからも前向きに更年期障害と付き合おうと思う。

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