体の声に耳を傾けよう
2011/8/17 風の歌 さんシニア世代の私たちにとって一番の心配事と言えば、やはり健康のことではなかろうか。
医学・医療も急速な発展を遂げ、さらには情報社会にある中で、健康に関する情報を見聞きする機会も多くなったように思う。それだけに、知識ばかりが肥大し、それはそれで予防に繋がることも大いに期待できるのであるが、知識あるが故に「あの病気かも…」「あそこが悪いかも…」という不安が増大してしまっては予防もなにもあったものではない。「不安」というストレスを抱え、怯えながら生活するのであれば「知識」なぞいっそつけない方がましではないかとさえ思う時があるのだ。先日、近所のご老人…と言っても今の長寿社会にあってはまだまだ元気な70代…が、体の感覚に少々違和感を覚え、救急車で病院へ搬送されたそうだ。救急車とは大袈裟な、と思ったのであるが、なるほどその男性は数年前に脳梗塞を患ったとのこと。それ以来、歳のせいもあるのだろうが徐々に身体に多少の不自由を感じておられた。幸いその時の検査では脳梗塞は再発しておらず、特に悪い個所もなかった、とのことだった。しかしである。とりたてて悪いところはなかったのに、医者から「脳の細かい血管にいくつか塊が出来ています。今のところは問題ありませんが、十分気を付けてください」と言われたそうだ。
人間誰しも老いてゆくもの。元気に歳をとっていても、そんな細かい血管に塊の一つや二つ抱えている人だってたくさんいるのではなかろうか。そんなことは知りもせず、思い悩まず生活できる方が良い場合もあるかもしれない。医療機器も発達し、昔では発見できなかったことでも容易な検査で分かるようになっているため、医者も、今特に悪いところはない、とだけで済ませてしまうことができないのではなかろうか。
「ストレス」…これも最近よく耳にする言葉であるが、ほとんどの病気の原因を突き詰めていくと、この「ストレス」に起因することが多いという。ストレスによって血流が悪くなり血管に異常が起きる、そこが頭付近であれば脳梗塞、という風に。しびれや痛み、耳鳴り・目眩なども、この血流の悪化が原因で起こることが多く、生活の中の「ストレス」を軽減することが根本劇な治癒に繋がる、というのを読んだことがある。
そうなると健康診断や検査の折に医者から「悪くないけど、ここが…」という言葉はシニア世代や健康上の不安を抱えている人にとっては、かなりのストレスに繋がる可能性がある、というものだ。しかしこれは医者が悪い訳ではない。医療が発達したことも予防の面では喜ばしいことである。ただ、情報が溢れているばかりに、あやふやな情報にまで振り回され、心配を抱えてストレスになっていくようでは知らない方がましではないか、と思うのである。
身体のことは自分自身が一番分かることである。
普段から自分の体と向き合って会話をしながら、自分で見極めていくことも大切ではないかと思うのである。シニア向け特集記事
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