命の次に大事にしているものは何か?
2011/9/7 千代八千代 さん結婚相談所に問い合わせが増え、婚約指輪や結婚指輪が売れています。東北大震災の影響で、結婚する人が増えているようです。
今でも時々地震が起こりますから、独り暮らしに不安を覚えて、家族がほしいと考えるのは自然なことかもしれません。高齢化、少子化の進む日本ですが、地震が結婚のキッカケになるというのは意外でした。
ライフラインが断たれて、突然連絡が取れなくなってしまうこともありえるので、つきあっていらっしゃる人がいるなら、とりあえず入籍だけしてしまうというのも良いご決断かも。しかし、結婚する人が増えている反面、離婚する人も増加しているとのこと。離婚の場合は、配偶者が頼りなかったり、グラッときたときに家族を置いて一人で逃げたりするなど、緊急時の対応で相手の人間性に疑問を持ってしまったというものです。
阪神淡路大震災のときにも、数年後に離婚が増えたそうです。当時「震災離婚」などと呼ばれました。
この震災離婚で問われているのは「人間性」です。普段の生活の中でも、この人間性が疑われてしまうケースというのはありますが、危機的状況の中にあるからこそ余計にクローズアップします。普段から夫婦の間に多少の価値観のズレのようなものはありますが、決定的な離婚要因にならないのは、そのズレが他愛のないものだからでしょう。しかし、大震災などという危機的状況に直面したときに、価値観の違いはとても大きなものとなって現れます。
震災離婚でよく聞くのは、配偶者が「命の次に大事にしているものは何か?」です。
その何かが、妻であったり子供であったりすれば、「愛妻家」であり「マイホームパパ」などと呼ばれ、好ましいものとして映ります。
しかし、地震が起こってまっ先に気にかけるのが、愛犬だったり、趣味にしているゴルフクラブだったり、離れた場所に住んでいる母親だったりすると、家庭人失格の烙印を押されるということです。離婚で失うものは、家や財産だけでなく「家族の絆」もそうですから、普段から家族が命の次に大事にしているものは何かを確認しておくか、結婚前に確かめておいた方がよさそうです。
私は震災離婚の話を聞いたときに、「離婚にまで発展するような話なのだろうか?」と疑問に思いました。家族ほったらかしで、ゴルフクラブを持ち出した話などは、「どうしようもない夫のエピソード」であり、家族が無事だったときには笑い話になりそうな話題でもあります。
しかし、ある人にとっては笑い話でも、「私は許せない」という人はいるのでしょうね。結婚と離婚は、コインの裏表のようなもので、どちらも「頼れるパートナーがほしい」という気持ちから出ているものだと思います。
地震が起こってからでは間に合わないかもしれませんから、失う前に、何が起こっても耐えられるような心の準備をしておきましょう。そうすれば、いざ地震が起きたときに、想定内のこととしてすませることができるのではないでしょうか。シニア向け特集記事
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