覚えることは学ぶこと
2011/6/24 kenken さん人生幾つになっても知らないことだらけです。ノーベル賞を受賞した偉人でも、卵の割り方やご飯の炊き方、新幹線の切符の買い方すら知らなかったりします。人間というものは、およそ五感で体験しなかったことは、悉く覚えないようです。ですからこの偉人は、卵ひとつ割ったことがなかったのでしょうね。だから私は学ぶのです。最初にお断りしておきますが、私は覚えるイコール『学ぶ』ことだと考えています。
さて、初めて聞くことは、とりあえず全部学ぶ姿勢で傾聴することを心掛けています。そして体験してみたいと思ったことだけ、頭に念じ、直近の週末に体験するようにしています。そしてまさに学び取る…会得するのです。何度も繰り返すことにより強く記憶が定着していきますが、逆にいやいややっていると、いやな思い出だけが増えるので、そういう場合は早々に切り上げます。
一方、実は体験しなくても、覚えていることがあります。それは第一印象の衝撃度にあります。その衝撃が高いほど記憶に残りやすいのです。
例えば、胸ポケットに携帯電話を入れたまま駅のトイレに駆け込みしゃがんだ途端、バシャン…取るにも取れず、無視して、早々に用を終え流して出てきた苦々しい思い。約束の時刻に50分遅れたために、待ち合せた彼女が事件に巻き込まれた18年前の後悔し尽くせない出来事。削ぎ鋏と鋏を間違えて、ポッカリ禿を作ってしまい、試験会場に行けなかった無念さなどなど。
それ以来私は携帯電話は必ず腰に付けた専用ホルダーに収納するようにしています。約束の時刻に遅れる可能性とか、行けない可能性が少しでもある時は約束をしないことにし、約束するときは、確実に行ける時刻の30分後を約束の時刻にしています。それからあれ以来、削ぎ鋏は使っていません。お陰で鋏一本で刈上げ、仕上げまでできるようになり、三十年以上、髪切りの店には行っていません。
さて男五十を過ぎて定年も近くなり、会社の居場所が少しずつ狭められていく宿命期にあります。そこで今、独立できる国家資格を取ろうと考えています。苦労させてばかりいる妻に、せめて二人食べて行けるだけの老後を維持してやりたいと思う一念からです。
『忘れるから覚える』ということは『忘れなければ覚えない』と読み替え、忘れれば忘れるだけ、『覚える』を繰り返すから、どんどん深く強く記憶に刻み込まれていると思いながら、読み返しの度にテキストに月日と回数を書き込んで、日々の生活の中に溶け込ませています。
年を取ると記憶力が弱まると聞いたことがありますが、身体の不調のこととか、娘の結婚、妻の更年期障害、痴呆や骨粗鬆症、死への不安、老後の生活不安など、多くの不安を抱えていることが、その原因ではないのでしょうか。人間、気掛かりがあると仕事も手につかないことがありますよね。観ているのに観ていないテレビ番組ってありますよね。ですから、根本の覚える力とか覚えようとするパワーは年齢によって大きな差はないと思っています。ですが、先述した不安等の雑念が多くなったことは確かです。そこで、資格取得目指して学ぶことを習慣化させることが目下私の課題となっています。
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