やる気次第、興味次第
2011/9/26 ミホ さん特集の50代からシリーズ・英会話についての記事を拝読し、沸々と懐かしく思い出したことがありました。
今はもう亡くなっている私の父のことです。父は定年まで銀行員として勤め上げ、定年後は一週間みっちりとスケジュールを入れて趣味のテニスや音楽などに興じながら母と二人、悠々自適な老後生活を送りながら余生を楽しんでいました。
夫婦二人で日本各地に列車の旅に出掛けたり、時には海外へ行ったこともあり、なかなかの積極派老人で、趣味を満喫するために健康にもかなり気を付けていた様子でした。
海外旅行に行く…となるとやはり心配になるのが英会話だと思うのですが、この父、全くと言ってそんな心配がなかったのです。というのも、現役の頃から自分の興味があることにはとことん没頭する性格、やると言ったらやり遂げる性格、とでも言うのでしょうか。テニスにしても、やるのなら大会も出場する。音楽にしても、やるのならステージに出演する。そんな性格だったので、英会話に関しても興味を持った時点で徹底的に学んだのでしょう。老人二人で海外旅行に行っても問題なく楽しむことができたのは、そんな父の「興味心」「やる気」が根底にあったのだと思います。
そんな父、どうやって英会話を学んでいたのかというと、英会話教室に通っていた訳でもなく、教材を買い込んでいた訳でもなく、もちろん家庭教師をつけていた訳でもありません。何と「辞書」一つで、それまで触れたこともなかったであろう英会話を、海外旅行ができるまでに上達させたのですから娘の私も驚いていました。
何時でも何処に出掛ける時でも辞書をバッグに忍ばせ、時間があれば目を通して、単語を頭に詰めていたのでしょうか…。
その上達ぶりは個人的な海外旅行で活用されるにとどまらず、何と地域でのボランティア活動にまで広がっていったのでした。
海外からの旅行者たちのガイド通訳をボランティアとして行っていたのです。この活動は父にとっては趣味というよりむしろ生きがいになっていた様です。
父はますますの向上を目指し、やはり日々辞書に目を通していたのです。最近は英会話だけでなく、様々な語学や資格などに関して、数多い教室や教材が溢れていますが、私は父を見ていて、お金を掛けなくても、まとまった時間を取れなくても、自分の興味とやる気次第で何でも自分のものにすることはできるのだな~と実感していました。
父が英会話に触れるようになったきっかけが海外旅行のためなのか、ボランティアのためなのか、はたまたただの興味だけだったのかは分かりませんが、小さなきっかけ(目的)が大きな生きがいに繋がったのは確かだったのでは、と思っています。
ただ、私にとっては、そのきっかけ(目的)を探すのが難しいのですが…。シニア向け特集記事
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