定年後、夫の存在がストレスに
2011/11/9 亭主元気で留守がいい さん「亭主元気で留守がいい」と言いますが、現代は定年後の老後が長くなっているため、昼は会社にいた夫と向き合う生活になることで、妻にストレスがかかることがあるようです。
『亭主在宅ストレス症候群』という病気はご存知でしょうか?
この病気は、夫が定年退職したときに発症するケースが多いそうです。症状としては、頭痛、胸の動悸、息切れ、吐き気、腹痛などと個人差はありますが、ストレスから様々な症状が出ます。
ご主人が、これからは通勤ラッシュもなく、雨の日には家でゆっくり眠れて、面倒な対人関係に縛られることもない、「定年になったら、夫婦水いらずで旅行でもするかぁ!」などと開放感でハレバレとしているときに、妻は「これからは毎日、夫が家にいるんだ・・・」とブルーな気持ちになっていたりします。
普段から「老後の計画」を話し合っている夫婦仲の良いご夫婦は別として、夫と妻には相当温度差があるようです。
この温度差を理解できていないと、“熟年離婚”のようなことにもなりかねません。今まで3食昼寝付きでテレビ見放題だった生活が、ご主人が家にいることで、昼食を二人分作ることになり、テレビも見たい番組を譲らなくてはなりません。それが、思いもよらぬストレスになるということは考えられます。
このとき、熟年離婚が増えるのも、退職金や財産を二等分して気楽に暮らしたいという現われでしょうか。
とくに、「昼飯はまだか?」とか、「おい、コーヒー!」などと、妻をまるで召使いのように扱ってしまうタイプのご主人は要注意でしょう。
「長い会社勤めを終えたんだから、労わってもらいたい」という気持ちはわかりますし、奥様の中にも「これからはのんびりさせてあげよう」と考える方もいらっしゃるかと思いますが、『亭主在宅ストレス症候群』のような病気になってしまう例があるわけですから、なんらかの対策を講じておかれた方がよいでしょう。それには、お互いに干渉しないことです。ご主人は、今まで会社に行っていた時間をスポーツしたり、サークル活動にあてたりして、できるだけ外で過ごすようにするとか、奥様も、ご主人が家にいるときはお友達と待ち合わせて外で食事をするなど、お互いに顔を突き合せずに暮らす努力というのは必要になるでしょう。
また、ご主人が奥様任せではなく、自分でできることは何でも自分でするようになることも大切です。ご主人が家にいることで生活が快適になれば、最初はペースが合わなくても、ラクになったと感じることが出てくるでしょう。
恋愛で結婚したとしても、20年も30年も経つうちには、お互い考え方も変われば、趣味嗜好も変わります。また、一から関係を築き上げるつもりで、歩調を合わせていかれてください。
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