有料老人ホームの相談が増えている?!
2011/12/4 美土代町子 さん埼玉県の話ですが、有料老人ホームの入居に関するトラブルの相談が増えているそうです。
県の消費生活支援センターによれば、ご相談内容は、有料老人ホームの契約や解約に関するもので、サービス内容が事前の説明と違うといったケースです。
くわしいサービス内容については、入居してみないとわからないということもあり、入居してから「想像したものと違う・・・」ということで解約を申し込んだところ、返還金額が少ないといったトラブルです。
こういった入居に関するトラブルの対処方法ですが、入居前に契約書を交わしているはずで、最初に払う入居一時金や月々払い込む利用料、退所時の返還金額のパーセンテージなどは契約書に明記してあるかと思います。
有料老人ホームの利用料金ですが、入居一時金がかからないところから、何千万とかかる高級有料老人ホームまで様々です。
最初に確認しておいた方がよいポイントは、
・「入居一時金」はどれぐらいかかるのか?
・毎月の利用料にかかる金額はどれぐらいで、どのようなサービスが受けられるのか?
・毎月の利用料以外にかかる費用はあるのか?あるとしたら、それはどんな場合か?
・退所した場合に、戻る金額はどれぐらいか?ですが、入居に関する説明を受けた後でも、再度確認しておきたいものです。
トラブルの内容には、「有料老人ホームで受けるサービスが、支払う利用料金に見合わない」ということまで含まれるため、どこまでが妥当な金額かというのを見極めるのは難しいものがあります。
これを防ぐには、入居前に、すでに入居している方々の様子を見学されるとよいでしょう。また、「体験入居」させてもらえるところもありますから、申し込んでみてください。実際に受ける細かなサービス内容がわかります。
ところで、有料老人ホームに関する問題を受けて、厚生労働省は来年から、利用者が90日以内に解約した場合は、入居一時金のほとんどを返還するように、法律で義務づけることを定めるようです。
現在、入居の際に一時金を必要とする施設は多く、そのうちの何割かは返金にならないことを考えると、入居をご検討の方は法が整備されるまで、もう少し待たれた方がよろしいかもしれませんね。
入居前は期待と不安が半々で、入居の準備で頭が一杯でしょうから、退所する場合のことまでは想像がつかないのではないでしょうか。
トラブルが増えているということは、相談する人の数はその何倍も存在するということだと思いますから、有料老人ホームに入居希望の方は、サービスや解約時の条件について契約内容をしっかりと確認することが大切です。
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