体力増強、健康長寿
2011/12/12 郁子 さんここ10年ほどで国民の体力が向上している、というような記事が新聞で報道されていたのを目にした。
食生活の欧米化から一昔前までは日本人には少なかった病気なども死亡原因の高順位に挙げられるようになり、豊かになった半面、国民の健康上の問題は年々取り沙汰されるようになってきたが、一方では体育に関わる指導者たちの熱心な指導が実を結んでいたようである。息子たちが学生のころには学校もまだ週休二日制にはなっていなかった。豊かになったことに並行して「ゆとり生活」が取りあげられるようになり、家族の時間や個々が積極的な社会参加を実現できるようなゆとりの時間を持つために週休二日制が導入されて久しい。
しかしこの週休二日制度、学歴社会の中での競争を強いられる子供たちにとっては、授業がギリギリの学校だけでは追いつかないため、社会参加の機会どころか、勉強のための休日返上、といったナンセンスなものに取って変わられているように感じられてならない。
しかも娯楽の変化に伴って、家に居てはテレビやゲームに熱中する、これでは子供たちの体力が低下していくのは当然のことだ。しかし一方でシニア世代の我々にとっては、仕事の週休二日制というのは余暇の充実に繋がったと感じる。導入された当初は、勤務日数が短縮された分、日々の残業が重なることもあったが、最近では手当がカットされることなどから、残業時間も短縮されてきた。仕事が溜まったとしても否応なしに休むしかないのだから趣味を持つほかはない。子供が小さい、現役の頃なら家族とキャンプや野外活動を楽しむこともできたのだろうが、今となってはシニア世代同士の趣味や活動の輪に入って、社会活動に参加するにも十分な時間がある。
さらに情報の発達のお陰で、先に挙げた日本人の健康に関するテレビ番組や情報などを簡単に入手できるようになり、一人ひとりの健康意識も高まってきたことは、日本人の長寿世界一を見ても明らかである。シニア世代、シルバー世代の間では、時にウォーキングが持て囃され、その良さを実感し、継続している人たちも多いし、登山・山歩きなどはそのレベルを少しアップした体力向上も期待することができる。
長寿国とはいえ、健康で長生きでなければ、医療の発達のお陰で、長く苦しい思いをしなければならない身内もたくさん見ている。シニアである自分自身が健康意識を高め、積極的に体力向上を目指すことはもちろんであるが、子供のころに運動をしていた人・継続していた人は、そうでなかった人に比べ、年齢を重ねても体力が上回っているという結果から、今の子供たちにとっても、もっと運動をする機会を与えることは、その子の将来のためになる、と痛感する。
とりわけ、孫と一緒にできる運動でも、と模索中である。シニア向け特集記事
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