心から楽しめるボランティア活動
2012/1/9 エルマー・エレベーター さん
我が子が小学生の頃から、地域の小学校での絵本の読み聞かせボランティア活動に参加しています。小学生が登校し、朝の会が始まるまでのほんの十分間の時間。一年間一クラスを担当し、毎週一日小学校へ出向くのが今の私の楽しみでもあります。我が子が小学生の頃は、もちろん子育て真っ最中。パートも始めたころで朝はとても慌ただしい毎日の中、週に一日はパート出勤の前、いつもよりも早目に家を出て、我が子のクラスへ入っていたのが、子供が独立した今でも続いています。自分の子供が低学年のうちは・・・自分の子供が卒業するまでは・・・と終わりが長引いた読み聞かせのボランティア活動ですが、最近は若いお母さん方にもたくさん参加していただき、シニアの私は良い刺激をいただきながらも、絵本を通じての子供たちへの愛情をひしひしと感じています。
思えば私が子供のころ、親から絵本を読んでもらった、という記憶はほんとど無いに等しい幼少時代でした。共働きの両親は忙しく、「本をたくさん読みなさい」と言われる理由が全く分からず、長年のベストセラーと言われるような絵本ですら知らずに親になった私ですが、それが功を奏して、我が子へ絵本を読み聞かせることがとても楽しい子育て時代でした。
「この絵本、お母さんに読んでもらったな・・・」という思い出ではなく、手にする絵本どれもが「へ~、こんなに面白い絵本だったんだ!」という初めての出会い。子供と絵本を共有することで、どれだけ会話が増えていたことか・・・。我が子が小学生になった時には、「まだまだたくさん読んであげたい。我が子だけでなくたくさんの子供に読んであげたい」という思いもあり、現在までの活動に至っています。
でも最近になって思うこと、それは「私自身が楽しんでいる」ということです。「子供たちのために」と思ってやっていたつもりが、実は「自分も楽しむため」だったのですね。最近では子供たちの読書離れというのも耳にします。もちろん学校でも読書の重要性を考慮して、読書に関してのいろんな対策を講じられているようですが、「読書をすることによってこういう点が伸びてほしい」という期待ばかりが見え隠れし、本来の「読書を楽しむ」という視点から少々ずれているような気がしています。
教育の場ですから仕方のないことなのでしょう。しかし、ご家庭での絵本にしても「知育絵本」などが多くなり、親から子への読み聞かせによって得られるコミュニケーションが「教育」となっているような気さえします。だからこそ、私たちのようなシニア読み聞かせボランティアは、子供たちと一冊の絵本を共有して楽しむ、それでいいのでは・・・と思うようになってきました。
何よりも私自身、子供たちとのそんなコミュニケーションが心から楽しいのです。我が子が巣立ち、シニア世代となった今、そしてこれから、もっともっとたくさんのキラキラ輝く瞳に出会うべく、このボランティア活動を楽しみたいと思っています。
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