カーシェアリングのススメ
2012/1/10 轟先生 さん高齢のドライバーによる事故が増えていることを受けて、警視庁や自治体は免許の返上を呼びかけています。
しかし、危険なのは承知していても、田舎暮らしにクルマは不可欠で、どこへ行くにもないと不便です。そこで、提案されるのが「カーシェアリング」です。カーシェアリングは、自動車を複数の人が共同で利用するというもので、東日本大震災の被災地でも、仮設住宅にカーシェアリング用の車両を置いて、皆で共用している様子でした。
利用方法ですが、カーシェアリングを提供する会社の多くは「会員制」になっており、会員登録したら携帯電話やパソコンなどから、使いたいときに予約を入れます。
クルマには、税金、車検代、自動車保険料、駐車場代、ガソリン代などの維持費がかかりますから、カーシェアリングが手軽に利用できるのであれば、コストを減らすこともできると思います。
カーシェアリングの利用料金は、利用する時間や距離によるものと、月ごとで契約するものがありますが、定期的に利用する人なら月決めがお徳です。
また、会社により入会金などの初期費用の額が違っているので、トータルでかかる費用を見ておいたほうがよいでしょう。
問題なのは、私が住んでるような田舎では、カーシェアリングを利用できる場所(会社)が少ないことです。また、予約した後、2時間も3時間も待たされるのでは、バスや電車の不便さとなんら変わりありません。
それにしても、国のやり方はいつも片手落ちで、免許の返上を呼びかける前に、カーシェアリングのようなシステムを確立させることが先だろうと思うんですよね。
タクシーやバスの割引券なども配っているようですが、免許返上を促すためのその場しのぎで、制度として成り立っておりません。
「カーシェアリングを整備するから、免許を返上してください」という流れであればより自然で、後から「やはり免許を返さなければよかった・・・」などと後悔することもないでしょう。
また、もっと突っ込んだ話になると、カーシェアリングが増えれば、レンタカー会社やタクシー会社の営業に影響が出るでしょうから、国や自治体の裁量が必要になります。タクシーのドライバーが困らないような、法的な整備も必要になるかもしれませんね。
免許の返上という入り口だけの呼びかけで、それに伴う国民の生活の不便さに対するフォローの無さに、いつものことながらなんとかならないものかと、ついついグチが出てしまいます。
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