老後の資産運用を反対される
2012/3/1 ブルベア さん夫婦共働きで頑張ってきましたが、子ども3人を大学までやるのが精一杯だった私たち。夫の退職金以外、貯蓄らしい貯蓄はありません。この退職金と年金だけでは老後のお金が非常に心もとないと思い、投資で退職金を運用してお金を増やそうと考えました。
退職金を運用する手段として考えたのが、FXです。FXはそれなりにリスクが高い投資だということは聞いていましたが、かなりの大手も取り扱っているものですし、そう変なものではないだろう、と。
そこで、銀行員の息子に「FXをするならどこを選んだらいいか」と相談してみました。ところが、息子はFXの運用先を教えてくれるどころか猛反対。「母さんはFXをやるのに向いていない、というか、投資そのものに向いてない」と言うのです。
あまりに頭ごなしに反対されたので、なぜ向いていないのか、と聞いたら、「だって母さんは、もし投資で損をしたら、損をしたままでは終わらせたくないと思うだろう?」とのこと。もちろん、投資で損をしたままでは終われない、と思います。でもそうした「損をしたくない」という気持ちを持つのは、人として当然のことでは? とも思ったので、その点を反論しました。
すると息子は「いいか母さん、投資ってのは本来、損することもある、という覚悟を持てて、さらに損をしたという結果を素直に受け入れられるだけの金銭的余裕がある人がやるべきものなんだ」と。「投資で失敗する人のほとんどは、損をした時にその分を取り返そうとして、終わるべきときに終われないんだ。そうしてどんどん損を重ねて行って、最終的にはお金が無くなるどころか投資資金を借金してしまう人だってたくさんいるんだよ」さらに「母さんはしっかり者だけど、悪く言えばその分お金にがめつい。がめつくてお金に執着する人ほど、投資においては引き際を間違えるんだ」と。「どうしてもFXをやりたいのなら、母さんのへそくりだけでやれ。退職金には絶対手出しできないように、父さんに管理してもらえ」とまで言われました。
あまりの言われように腹も立ちましたが、息子は銀行員として、そんな流れで借金を申し込んできた人を多く見てきているから、私もその「失敗する人」の部類に入るだろうというのが分かるんだそうです。自信たっぷりに「失敗する」と言われたことで、そこまで私が投資に向いていないのならやめたほうがいいのか、という考え方に落ち着きました。
というわけで老後の資金を「増やす」ということは難しい、という結論になったので、今は「減らさない」ための努力をしつつあるところです。まずは家計のスリム化。年金だけで生活ができるように、支出の見直しです。子育てが終わってからも、これまで家計の見直しはしていなかったのですが、現状でよく見直してみると、かなり無駄遣いが多いことが分かってきました。無駄遣いが多い生活に慣れきっているので引き締めはちょっと大変だと感じる部分もありますが、少しずつでも頑張っていきたいと思います。
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