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孫と切磋琢磨する

2012/4/7  目に入れても痛くない さん

定年後の生活|書く孫が小学生になり、ニ年ほど前から私が数年通っている習字教室で一緒に硬筆・書道を習うようになりました。
毎週土曜日の午後、時間帯は別なのですが、私たちシニア軍団のお稽古が終わりに近づくと、ワイワイガヤガヤと賑やかに孫がお友達と一緒にバッグを抱えてやって来ます。

私の娘である孫の母親は仕事で忙しく、これまででは習い事の送迎の時間が取れなかったため、孫にとっては初めての習い事。たまたま一足先に通っていた私がいるならば、と考えて通わせるようになったようですが、子供は子供同士、すぐに仲間を見つけて楽しく継続していくものですね。

シニアになってから習い始めた私と違って、これから学校でいろんな字を習うという早い時期から始めた孫の字の上達ぶりは、目を見張るものがあり、毎月の出品でみるみる昇級・昇段していきました。
もともとクセがある訳でもなく、時折仲間と楽しくおしゃべりをしながらも、先生に教えをいただく時にはしっかりと耳を傾けている様子。素直な耳と目で、どんどん吸収していっているのが、結果としてきちんと出ているのですから、子供の力には驚くばかりです。

仲間と喜び合い、励まし合いながら、どんどん級が上がると楽しくなっていくのは、大人も子供も一緒。家では二つ下の妹に「字を教えてあげるね!」と言い、チラシの裏にお手本を書きながら「ここは止める、ここはハネる・・・」などと妹の先生になりきってお教室ごっこまで始める始末なのです。時に、熱心になり過ぎて、声を荒げることもありますが・・・。

さて、そんな孫の字の上達ぶり、シニア世代から亀さんペースで進んでいる私を、とうとう追い越そうかという日が来ました。
昨年末、年明けてからの展覧会用に出品した作品、もちろんお教室の生徒さんほぼ全員が出品するのですが、何とこの展覧会で入賞するまでになったのです。

毎年開催されている展覧会で、私も特に熱心に書きあげるのですが、入賞なんてそうそう出来るものではありません。実は孫は、昨年も一応の入賞を果たし、書いた作品が表装されるまでに至りましたが、今年いただいた賞は授賞式にも出席とのこと! 先生の口からお話を聞いた時、私は、まるで自分のことのように嬉しく、そして「こんな大事な話を母親である娘よりも先に耳にしてしまって良いのだろうか・・・」と思ったほどです。

当の孫本人は、「すごいね!上手に書けたんやね!」と褒めても、一体どんな作品を出品したのかもよく覚えていない様子でしたが、「授賞式には是非私も同席させてもらおう!」と、孫一人の授賞式に、家族五人が同行して会場へ向かったのでありました。
作品は会場である美術館に展示され、孫は自分の作品を見つけると「あった!あったよ!」とようやく実感持った様子でしたが、「この字、同じ二年生!?すごい!」と、大きな賞を受賞している作品にも触れることができ、小さな胸に一層の精進を誓ったのでありましょう。私は、そんな孫の隣で、いつまでも切磋琢磨することを誓ったのでありました。

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