松戸の上本郷七不思議
2012/4/5 不思議大好き さんわたしの住んでいる千葉県松戸市は、東京と江戸川をはさんだベッドタウンです。
江戸時代は幕府直轄領で、のどかな農村地帯だったようで、市の中心を走る水戸街道は、おそらく水戸の黄門様も江戸に向かう時に通ったことでしょう。松戸の中心部から少し離れたところに、上本郷という地区があります。お寺や神社がたくさんある地域です。そこに上本郷七不思議という伝説が残っているのをご存じの方は少ないでしょう。松戸市に住んでいるものにさえあまり知られていないのですから。上本郷に住んで長いわたしも、これを知ったのはお恥ずかしくも最近なのですから。
七不思議その一
風早神社前の農民六人が長者屋敷の食事に誘われた。ところが、人魚料理が出されるということが分かり、出席者たちは料理を食べないで帰りに捨ててしまおうと相談したが、そのうちの一人は耳が悪かったのでその話を聞き損じてしまい、料理を持ち帰って娘に食べさせてしまった。人魚料理を食べたその娘は以後800歳まで生き続けた。
風早神社七不思議の二
同じく風早神社には杉の大木が立っていた。その影が二ツ木村まで伸び、日が当たらなくなった田は実りが悪くなったので、困った村人が風早神社に米を奉納したところ実りが良くなったという。七不思議の三
本福寺の北に樹齢数百年の老松があった。この松の幹をなでると不思議なことに大木がゆらゆら揺れ動いたので、この松をゆるぎの松と言った。七不思議の四
本覚寺の墓地にあった老松の枝はすべて富士山の方向へ向かって伸びていたという。
本覚寺七不思議の五
明治神社の近くに跳ね釣瓶の二つの井戸があったが、どちらか一方の水が澄んでいると、もう一方は濁っていた。もう一方が澄むと、もう一つは濁ったという。
二つ井戸七不思議の六
明治神社隣の覚蔵院境内で盆踊りがあったとき、見慣れない大男が入り込んできて急に踊り始めたので、怪しんだ若者が刀で斬りつけた。斬られた大男は悲鳴を上げて姿を消してしまった。翌朝境内を見ると、石地蔵の胸に刀傷が残っていた。
切られ地蔵七不思議の七
明治神社には雷神社と刻まれた石があって、もともといかずち山にあった石だったが、このいかずち山に夜毎、赤袴をはいた官女の化け物が出没し、この山を所有した者の家は必ずつぶれて不幸になったと言われる。
明治神社現在残っているのは、5の二つ井戸の跡と、6の切られ地蔵の2つです。杉の木も、松の木も残っておらず、いかずち山の場所も不明です。覚蔵院もありません。
はっきり言って、どこやらの民話の寄せ集めみたいなものばかりなんですが、自分の住んでいる地元にこんな伝説が残っている、と思うだけでロマンチックで楽しいものでございます。
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