マス釣りとふきのとう
2012/4/10 春の一日 さんガソリン価格が高騰、出かけるのに燃料費が気にかかるのですが、近場にマス釣りに行ってきました。
もちろん、渓流釣りではなく釣堀です。
釣りさおもバケツもみんな貸してもらえるし、何より「絶対釣れる」というのが嬉しい。
そんないいとこ取りなんて釣りの邪道と言われそうですが、いいんです。
釣った新鮮なマスを焼いて外で食べるのが目的なので。
川沿いのマス釣り池には、丸々とした大きな魚の影がたくさん見えます。
池の入り口の看板には、「釣ったら全量買い取ってください。引き取り不可」と書かれていて、釣れすぎて困っても知らないよというようなニュアンスです。
そりゃあそうでしょう。魚ははらぺこ状態。餌つき針が投げこまれれば即座に食いつくので面白いように釣れるわけです。川向こうの山はまだ冬枯れていますが、裾野の畑にはちらほら淡い緑が散らばり春めいています。
こんな季節に野外で食べる食事のおいしいこと。かつては夏の暑いときにバーベキューを楽しんだものですが、今は肉をそれほど食べたくないし、準備を考えると面倒くさくてもうそこまでの元気はありません。
釣ったマスは100g単位で買い取ります。釣堀には魚をさばいて炭火で焼いてくれる東屋のような店があり、そこに釣った魚をあずけます。
少し待ちますが、手間がかからないし何より釣りたて焼きたてに勝るものはありません。
家から持ってきたおにぎりに卵焼きに漬け物。ノンアルコールのビールもどき。
マスは塩加減もよく、炭火で焼いたパリパリの皮も香ばしくておいしい。
海辺の露店の磯焼きも堪えられませんが、川魚の淡白さの滋味はいいようがありません。おなかがいっぱいになったところで、ひと休みし、釣堀を出ると今度は帰り道に車をとめ、近くの野にふきのとうを探しながら歩きます。
ふきのとうのみならず、ワラビやタラの芽、コシアブラなどの山菜は、おいしいというよりもその野趣を楽しむものですが、なんといって春のふきのとうは味噌と和えるのが一番です。子どものころは、あの苦味が苦手でどうして父があんなものを好むのか理解できませんでしたが、年齢とともに自分もあの嗜好になりつつあります。
野草は芽を食べるのが基本ですが、これから成長しようとしている自然のパワーは人間にも活力を与え、一年のうちの今しか食べられないという季節感がよりその味を貴重なものにしてくれます 。
そんな野草探しは、見つけた瞬間がまた楽しい。
「あった!」と年甲斐もなく声をあげ、いそいそと駆け寄ってそっと採ります。
コロンとした小さなふきのとうを鼻さきにもっていくと、春の青い匂いがしました。
マス釣りに山菜取り。
風は冷たいものの、春の醍醐味を堪能した一日でした。シニア向け特集記事
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