手作り品をつくるやりがい
2012/4/26 手作りの味 さん若い頃から、暇さえあればちょっとした物を作るのが好きだった私。今も、巾着袋や小物入れ、リモコンスタンド、壁掛けポケットなど、自宅には私のお手製のものがたくさんあります。
去年、私の娘が、通販で「携帯電話につける小物入れ」を買いました。小銭や薬などを入れて持ち歩くのに、便利なんだそうです。布とボタンと糸と、ストラップの紐さえあれば簡単に作れそうなものでした。それを見た私は娘に「そんなの、わざわざ買わなくても、作ってあげたのに」と。
すると娘は、「そうだよお母さん、こういうの得意なんだからたくさん作って売ってみたら」と言い出したのです。私は、家族や友達に頼まれて作ったことは何度もありますが、自分から自作の物を売るなんてことは考えたこともなかったので、この提案に驚きました。
だいたい、売るって、どうやって売るのかすら想像がつかなかったのです。「今はね、オークションで手作り品を売る人も多いんだよ、こうして写真をとって、商品の説明をちゃんとつければ、買ってくれる人が出てくると思うよ」と、娘はインターネットオークションのホームページを紹介してくれました。「私はオークションを時々利用してるから、お母さんにやる気があるなら、私が写真とって説明文書いて売ってあげる」と申し出てくれたのです。
さっそく、携帯用の小物入れを5つほど作ってみました。携帯につけられる小さなサイズで、作りはなるべくしっかりさせたつもりです。値段は、素人の趣味作品なので、数百円程度にさせてもらいました。
人様に売るのは初めてなので、「本当にこんなのが売れるのかな」と不安に思っていました。ところがいざオークションに出してみると、あっさりと完売。しかも5つ売ったうちの4つは、複数の人が購入を希望して入札額が上がり、特に一番高いものは、最初の価格の倍以上もついたのです。
私が作ったものを買いたいと思ってくれた人が、こんなにいたのか、と、とても嬉しくなりました。もっと嬉しくなったのは、後日娘から見せてもらった、オークションの評価です。「すごく使いやすい」「思った以上にいい商品でした」など、私が作ったものに対する感想を書き込んでもらえました。買ってくれた人の顔も分からないオークションですが、こういう感想を書いてもらえるシステムがあるのはとてもいいことだと思いましたね。
今、私は、自分自身でオークションに出品できるようにと、娘からやり方を教わっています。いつまでも娘に手間をかけさせるわけにはいきませんからね。自分できちんと出品できそうになったら、また新しく携帯用の小物入れ作りを再開するつもりです。
今まで手作り品といえば、自分とその周りの人たちだけのために作っていましたが、娘からオークションを教えてもらったおかげで、今までよりもいっそう大きなやりがいができました。私が作ったものを、全国あちこちにいる人に使ってもらえる。そのことを想像しただけで、ワクワクした気分になります。
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