定年後の生活・・・シニアの群像(4)年に2、3回は海外暮らし
2012/11/21際立った行動力で充実した定年生活
定年後も大手商社勤務のキャリアを活かす
学生時代から、海外生活が夢とおっしゃっていたOさん、就職は大手商社に入り、度々海外生活を経験した後、定年後の現在も、年2、3回は海外に出かけ、現役時代に培った幅広い人脈を生かして、交流を続けておられます。
語学はもちろんですが、その行動力は、同世代のシニアの仲間でも、際立っています。
Oさん、72歳。
松本市のご出身で、家は農業をやっておられたそうです。両親の仕事を手伝いながらも、高校を出るとすぐに、東京の大学に進学、大学では経済学部に学びました。大学は、名門の私立大学で、先輩や仲間は、多くが一流企業に就職し、経済界でも、同窓会、同期生の交流が盛んだそうです。
現役時代は国内外で活躍
Oさんも、海外に行きたいというかねてからの願望を実現するため、商社に入社。
もともと英語が得意だったため、商社でも、外国企業との取引、商談などのビジネスを数多くこなし、短期の海外出張は相当の回数にのぼります。40歳過ぎから、それまでの繊維関係の営業の実績を買われ、カナダの現地法人に5年ほど駐在しました。
帰国後、部長職として、社内の管理業務に携わり、62歳のときに、取締役として、関連会社の社長に就任しました。
社長になってからも、海外に出かけられる機会が多かったようです。サラリーマンとしては、順風満帆の歩みだったと、ご本人も振り返っておられます。
社長としては2期4年を勤め上げ、66歳で現役をリタイアしました。リタイア後は海外でのステイ、地元でも積極的に活動中
リタイアされてから、少しはのんびりするかと思いきや、カナダの駐在時代に交流のあった数多くの友人、知人と会うため、すぐに現地に出向き、友人宅に1、2ヵ月ずつの滞在を繰り返し、結局半年ばかり、「遊んできた」とご本人は笑います。しかし、実際はボランティアや、子供たちに日本語を教えるなど、現地の人たちとの交流を深めたようです。
最近は、スペインに行き、3ヵ月ほど、語学学校に入ってスペイン語を学んだそうです。
70歳を過ぎてからの語学を学ぼうという情熱には、頭の下がる思いです。Oさんのお住まいは、現在は千葉県で、奥様と二人だけの生活です。
二人のお嬢さんは結婚して、お孫さんも5人いらっしゃるとのこと。「孫も大きくなると、なかなか顔を見せてくれない」と嘆きますが、普段は、地域の人たちとのボランティア、お世話役として忙しい日々を送っておられます。
老人ホームや町内会のイベント、家庭菜園のお世話、季節ごとのハイキングの会も催します。お花見やホタル狩では、普段あまり出歩かない高齢者の方々にとても喜んでいただいたと、ご本人もうれしそうです。
健康と人付き合いの良さが、充実の秘訣
学生時代には、ラグビーで体を鍛えたというだけあって、体格はがっちりとし、健康そのもの。
お医者さんのお世話になったことがないというほどです。健康で、生来の人付き合いの良さが、定年後の生活を充実したものにしているようです。
シニア向け特集記事
<お金や暮らしに関する特集>
老後の計画
(1)お金 (2)個人年金保険 (3)医療保険 (4)確定申告 (5)住宅ローン (6)老人ホーム定年後の生活費、どれくらい必要? / 退職時の貯蓄、どれくらい必要? /
年金生活・・・老後のお金について考える定年後
エンジョイライフ / 貯金半減 / 月20万で楽々 / 無収入・一人暮らし /
健康オタク / 熟年離婚 / 熟年結婚 / 教育費貧乏シニアの群像
(3)田舎暮らし (4)海外暮らし (5)野菜づくり (6)写真展<働くことや仕事に関する特集>
元気で働く
64歳男性、看護 / 63歳女性、保育補助 / 58歳女性、クリーニング&パン定年後
まだ働いています / 仕事がしたい / 60歳からの働く /
会社に残れたものの / 早期退職か居座りか / 失業しています定年後も働こう|定年後の独立開業 / シニア夫婦が自宅でしている仕事
シニアの群像
(1)異業種交流 (2)職探し (7)独立開業
定年生活ではLINEのお友達を募集しています☆以下のQRコードからお友達登録をしていただきますと、LINEだけでのお役立ち情報をお届けします。
定年生活.com トップ» 暮らす » 定年後の生活・・・シニアの群像(4)年に2、3回は海外暮らし