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シニア必読 喪主挨拶について

2014/2/3 

寒い時期は、亡くなる方が多いですね。

お葬式は慣れないものですが、喪主の挨拶も、親族が亡くなってから突然に直面することになります。

いざという時のために、今回は喪主挨拶について、お話ししたいと思います。

定年後の生活

誰が喪主挨拶をするのか

基本的には喪主が挨拶をするのですが、例外は意外に多く見受けられます。

たとえば、お爺さんが亡くなったが、喪主のお婆さんは高齢で、やっとのことで参列しているような場合があります。

こんな時は、親族の中で挨拶に慣れている人(子供、女系家族の場合は娘婿)が喪主挨拶をしていました。

また、60歳前の若さでご主人が亡くなった際に、喪主の奥様が挨拶できる雰囲気ではなく、若い長男が喪主挨拶を務めていました。

上の例で子供がまだ小さいならば、喪主の兄弟などもあり得るでしょう。

定年後|お葬式

挨拶のタイミング

斎場の進行役が教えてくれますので、あまり気にすることはありませんが、タイミングは二つのパターンが見られます。

ひとつは、葬儀(読経・親族の焼香)が済んで告別式(会葬者焼香)となり、棺への献花と釘打ちの儀が終わってから、その場で喪主挨拶をします。

もうひとつは棺が搬出され、霊柩車に納めてから、出棺時の挨拶をするというものです。

喪主挨拶

挨拶の例

挨拶の例は以下の通りですが、形式的にならず、心がこもっていることが大切です。

<導入、御礼>

親族を代表いたしまして、ひと言ご挨拶させていただきます。

本日は、お忙しいところご会葬賜り、誠にありがとうございました。

皆様にご列席賜り、父もさぞかし喜んでいることと思います。

<故人のこと>

父は◯◯年に生まれ、・・・中略・・・、家族に看取られながら△△年の生涯に幕を閉じました。

穏やかで眠るような旅立ちでした。

<会葬者への御礼>

本日ご会葬いただいた皆様をはじめ、多くの方々に温かく接していただき、幸せな晩年を送ることができました。

父が生前賜りましたご厚情に対し心から御礼申し上げます。

<今後のお願い、結び>

ここに居ります母にとっては最愛の夫を、我々にとっては親愛なる父親を失うことになります。

引き続き、皆様からのご厚誼を賜りますよう、お願い申しあげます。

本日は、誠にありがとうございました。

定年後の生活|お葬式

挨拶のポイント

以下のポイントに沿っていればシンプルでも大丈夫、時間的には3分くらいがよろしいでしょう。

1.足を運んでくださったことへの御礼
2.故人のエピソードなど(幼少時のこと、好きだったこと、微笑ましい話などを交えると話に厚みが出ます。)
3.生前のご厚情への御礼
4.今後のご厚誼、結び

言葉づかいに気を遣い過ぎないように。丁寧すぎても不自然です。

繰り返しになりますが、心がこもっていることが大切です。

お葬式

気をつけたいこと

× 会社のトップが参列しているような場合、喪主が気を遣いすぎて、なんの挨拶だかわからないようなことになってはいけません。

× どうも兄弟がモメていて「急に亡くなったのは、姉が海外に連れて行ったからだ」みたいな挨拶は、聞き苦しく思います。

× 喪主が挨拶を求められた時に、正座のために足が痺れていて転んでしまったことがあります。

最後は気の毒な例ですが、どんな状況で挨拶するのか把握して、対応を考えておきたいですね。

いかがでしたでしょうか。 皆様のご参考になれば、幸いです。

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