今年は読書をして過ごしませんか
2014/1/3明けましておめでとうございます。
シニアの皆様、新たな年を迎えましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今年はゆっくりと読書をしてみませんか。
今回は、じっくり楽しめるシニア向けの長編をご案内いたします。
※本を探す時は、アマゾンで検索していただくのが一番早いと思います。
堀田善衞(1918~1998) 「ゴヤ」
堀田善衞は、「ゴヤ」をはじめ数々の重厚な人物伝や評論、小説を残しています。
特に「ゴヤ」は、歴史とは何か、人間とは何か、生きるとは何か、芸術とは何かをいろいろな切り口から考えさせてくれ、脳に爽快な刺激を与えてくれます。
「ゴヤ」以外でも、晩年の評論を集めた「天上大風」、司馬遼太郎・宮崎駿との対談「時代の風音」など、魅力的な作品ばかりです。
じっくりと取り組むには最適の作家であると言えるでしょう。
北杜夫(1927~2011) 「楡家の人びと」
有名な「どくとるマンボウ」シリーズではなく、「楡家の人びと」を掲げたのはなぜでしょうか。
それは、「楡家の人びと」が日本では珍しい、家族(北杜夫を含む斎藤家の人びと)をめぐる息の長い話だからです。
斎藤家には奇人変人が多く、モデルには事欠かなかったのでしょうが、そういう環境に居たからこそ、日本では稀有な話が書けたのでしょう。
ところで世に出るきっかけとなった「どくとるマンボウ航海記」ですが、センスの良いきれいな文章のお手本として、若い人にも読んでほしいものです。
司馬遼太郎(1923~1996) 「坂の上の雲」
作家も作品もあまりにも有名であり、NHKの年末ドラマとして3年(2009~2011)にわたって放映されていたので、ここで何か言う必要もないでしょう。
なお、ここで「竜馬がゆく」を掲げた場合も、「作家も作品もあまりにも有名であり、NHKなどのドラマとして・・・」という説明になります。
「翔ぶが如く」を掲げた場合も、「作家も作品もあまりにも有名であり、NHKなどのドラマとして・・・」という説明になります。
司馬史観への批判もありますが、歴史や人間を活き活きと描きながら、読者を夢中にさせるという意味では、司馬遼太郎が第一人者でしょう。
吉川英治(1892~1962) 「三国志」
劉備・関羽・張飛・孔明など登場人物が極めて魅力的であり、また、ダイナミックな展開には心が踊らされます。
昔から人気が高い三国志は、吉川英治のみならず、柴田錬三郎、陳舜臣、宮城谷昌光などによっても書かれています。
ここでは吉川三国志を代表として掲げましたが、他の作者の三国志と比べながら読むのも面白いと思います。
なお、漫画の横山三国志(全60巻)も非常に丁寧に書かれており、お孫さんと一緒に楽しめるので、お奨めです。
塩野七生(1937~) 「ローマ人の物語」
壮大としか言いようがない、ローマ帝国の歴史を綴った大作。単行本で15巻。
西洋とは何かを考える際に、ローマ帝国は避けて通れないのですが、これまでは日本人にもわかりやすく書かれたローマの歴史書がありませんでした。
たとえば、18世紀に書かれたギボンの「ローマ帝国衰亡史」を読んでも、普通の人はすぐ眠くなってしまうだけに、本書の価値は極めて高いのです。
ゆったりと進むローマ世界に合わせて、ゆっくり楽しみながら読んでください。
シニア向け特集記事
<お金や暮らしに関する特集>
老後の計画
(1)お金 (2)個人年金保険 (3)医療保険 (4)確定申告 (5)住宅ローン (6)老人ホーム定年後の生活費、どれくらい必要? / 退職時の貯蓄、どれくらい必要? /
年金生活・・・老後のお金について考える定年後
エンジョイライフ / 貯金半減 / 月20万で楽々 / 無収入・一人暮らし /
健康オタク / 熟年離婚 / 熟年結婚 / 教育費貧乏シニアの群像
(3)田舎暮らし (4)海外暮らし (5)野菜づくり (6)写真展<働くことや仕事に関する特集>
元気で働く
64歳男性、看護 / 63歳女性、保育補助 / 58歳女性、クリーニング&パン定年後
まだ働いています / 仕事がしたい / 60歳からの働く /
会社に残れたものの / 早期退職か居座りか / 失業しています定年後も働こう|定年後の独立開業 / シニア夫婦が自宅でしている仕事
シニアの群像
(1)異業種交流 (2)職探し (7)独立開業
定年生活ではLINEのお友達を募集しています☆以下のQRコードからお友達登録をしていただきますと、LINEだけでのお役立ち情報をお届けします。
定年生活.com トップ» 遊ぶ » 今年は読書をして過ごしませんか