お孫さんの教育資金・・・大学の学費、どれくらい必要?
2013/11/28はじめに
2013年4月1日から「教育資金の一括贈与に係る非課税措置」により、お孫さんに対して教育目的の資金を1500万円まで非課税で贈与できる制度が始まりました。
この制度は2015年12月31日までの時限措置ですから、それまでにスタートすれば間に合いますね。
今回は、非課税贈与を検討される際の参考にしていただくため、大学の学費はどれくらいかかるかをお話したいと思います。
取材に応じてくださったのは、神奈川県在住のSさん。二人のお子様は、K大(私立)の法学部(長男)と経済学部(次男)を卒業しました。
内訳から見ていきましょう
(以下の数字は、4年間の1人当たり合計金額です)
<入学金・授業料 360万円>
初年度に115万円、あとの3年間は毎年80万円ちょっとで合計360万円。<寄付金 30万円>
通常の寄付は毎年5万円ずつで20万円、ほかに周年記念行事の寄付が10万円で合計30万円。<教科書代・PC代 30万円>
教科書代は初年度に本人に10万円を渡し、あとは自分たちでやりくりしました。ほかにPCを買ってやりましたが、これが20万円。<定期代 50万円>
自宅通学の長男のみ。4年間合計で約50万円。<その他 30万円>
自宅通学の長男のみ。ゼミ合宿や短期留学などの補助です。<生活費 480万円>
寮から通学の次男のみ。
次男は体育会の合宿所に入りましたが、寮費が安いので遠征や夏合宿なども含めて月10万円で暮らしました。(ただし4人部屋で自分の空間はベッドだけ)
従って、生活費は月10万円×12カ月×4年間=480万円。長男(自宅通学) 合計500万円
自宅から通学した長男の4年間の総額 ・・・ 約500万円
500万円の内訳です。
入学金・授業料360万円+寄付金30万円+教科書代・PC代30万円+定期代50万円+その他30万円=500万円次男(寮から通学) 合計900万円
体育会の寮から通学した次男の4年間の総額 ・・・ 約900万円
900万円の内訳です。
入学金・授業料360万円+寄付金30万円+教科書代・PC代30万円+生活費480万円=900万円幾ら、仕送りをするかは個人差があると思います。
都内のアパートに住めば、次男のように安く済むことはないので、生活費をふんだんに与えるならば月20万円・・・生活費だけで4年間960万円ということもあり得ます。
その場合は、900万円に生活費の追加分480万円がオンされますので、合計1,380万円になります。
いかがでしたでしょうか。お孫さんへの贈与などの参考にしていただければ幸いです。
※非課税扱いになる教育資金の具体例については、国税庁のHP等をご参照ください。
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