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杖用ショルダーベルトARUKUTOMO(アルクトモ)

2018/1/9 

最終回は、最近私が開発した商品のご紹介をいたします。

遠藤一代吉(かずよし)さん(65)は、5年前、2回目の脳梗塞で左半身が動かなくなり、車椅子生活を宣告されていました。しかし、杖を落とす心配がなければ一人で歩く練習ができるのでは?と考え、手持ちのカメラのショルダーベルトに杖を繋ぐことを思いついたのです。

 このアイデアのおかげで一人で日常生活が送れるようになった遠藤さんは、「自分と同じような状況の人のために役立てたい」と考えるようになり、私のところへ訪ねてきました。

カメラのショルダーベルトを杖につける、ということは発明ではありません。使い方の工夫です。

「ショルダーベルトを杖につけていて不便だったことはどのようなことですか?」と、遠藤さんに聞きながら、新しい機能を付加していったのです。

胸元に輪っかを設けてあります。これはエスカレータや階段の上り下りに手すりに掴まりたい時、便利です。また5kg程度の力が杖にかかると安全クリップが外れ、ベルトと杖が分離する、胸元からもベルトが外れる、など複数の安全機能も考慮しました。(再装着も簡単にできます)

医薬品メーカーであるテイコクファルマケア(株)様とライセンス契約をして、発売されております。

お客様から「いつも外出の時は使っております。手放せません」など、嬉しいコメントを頂くと、また発明しよう!と力が湧いてまいります。このように発明は、決して難しいものではありません。是非、身の回りを観察してトライして頂きたいと思います。


■■■ 著者プロフィール ■■■

「お金をかけずに発明する」をモットーに数々のヒット発明品を生み出している​主婦発明家。大手コーヒーショップの販売促進用ツールとして採用された「紙パズル」は​100万枚配布され大ヒット。テレビ出演により販売された掃除用品「ペン先す​ーぴぃ」10万個販売、「おそうじシュシュ」8万個、「おまとめハンガーカバー」​「耳当てマフラー」など数々のヒット商品を生み出す。誰でも考えうる簡単な構​造であるが特徴もたせた商品で、数々の企業とロイヤリティ契約を結んでいる。​

■2010年 株式会社発明ラボックス設立​

◼︎主なテレビ出演​
2012年4月「おはよう日本」まちかど情報室特集​
2012年12月「ヒルナンデス!」特集​
2013年2月6日、26 日「笑っていいとも!」出演​
2013年9月「ノンストップ」特集​
2014年07月「お願いランキング」特集​
2014年10月「バラ色ダンディ」特集​

他雑誌、新聞など掲載多数​



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