ふるさと納税でトクをする人・損をする人
2018/12/17いよいよ年末調整の時期となりました。ここから3月にかけて、確定申告の時期となり、税金特に納税のことにご関心がわく方も多いかと思います。
特に納税の控除となるために「ふるさと納税」をされる方も多いかと思います。今回、3回目となる「ふるさと納税ガイド」ではふるさと納税でトクをする人、損をする人の特徴をお伝えしたいと思います。
まずは、損をする人から。・ふるさと納税で損をする人
簡単ですが、ふるさと納税は税金から「控除」される性質のものです。ということは税金がそもそもかかっていない方はふるさと納税をしても寄付金がかえって出てしまいますので意味がありません。
医療費でも同じですね。納税がない方が医療費控除をされても還付はされない構図と同じと理解していただければ、と思います。結論:税金を支払ってない人は、ふるさと納税をすると損をしてしまいます。
・ふるさと納税をするとオトクな人
前回も少しお伝えしたことと重なりますが、ふるさと納税をすることで住民税が安くなることがあります。そうすると就学支援金の金額なども変わるので、高校の授業料が安くなることもありえます。
しかし、ふるさと納税を一番効果的に利用しているのは以下のような方でしょう。
それは、ずばり
・納付先の自治体を決めている人です。具体的には、平成最後の夏の今年は震災が多い一年でした。中国地方では多雨による決壊が起き、多くの住宅が浸水の被害がありました。
さらには大阪北部でも大きな地震が起き、また大きな台風が大阪地方に上陸し、強風の影響はその後、大規模な停電となり、大きな影響を及ぼしました。
さらには北海道の厚真地方を震源とする大きな地震(胆振東部地震)は、ブラックアウトと呼ばれる全道停電をもたらす事態になりました。
こうした自然災害の多い日本で震災が起きる際に必ず、クローズアップされるのが、「ボランティア」の存在です。こうしたボランティアの方で自ら震災復興に行った自治体に改めて災害復興のために寄付をするパターンですね。
現地の実情をまざまざと見せつけられたがゆえになさる方も多いようです。また、ボランティアには行けないけれど、被災地復興のために寄付をする方も多いようです。現に大規模な被害を被った熊本城の復興のために熊本市にふるさと納税をされる方は少なくありません。
また、最近では「動物殺処分ゼロ」という社会公益活動のためにふるさと納税を活用される方も多いようです。
「心の豊かさ」が失われつつある「物質的/経済的/文化的に豊かな日本」にありながら、自分に何ができるのか?を考えるきっかけとしてふるさと納税の納付先を検討されるのはいかがでしょうか?
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