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コロナウイルスが蔓延する状況下、withコロナ時代のセックスライフ

2020/9/5 

コロナウイルスの拡大が叫ばれる中、コロナウイルスを拡大させる行為の1つが濃厚接触と言われています。「濃厚接触者」とは、患者の感染可能期間内(発症日の2日前から、診断後に隔離などをされるまでの期間)に、

・患者と同居、あるいは長時間の接触(車内・航空機など)があった人
・患者と1メートル以内の距離で、必要な感染予防策(マスクなど)なしで15分以上接触があった人

のことを言います。(国立感染症研究所「積極的疫学調査実施要領」より)

 この様に考えるとセックスは濃厚接触の最たる例ともイメージされ、夫婦生活やカップルにおいて必要不可欠な行為ともいえますがコロナ下ではどうなの?と一瞬、戸惑われた方も少なくないと思います。

 そこで、withコロナ時代のセックスの在り方について見てきたいと思います。
 

コロナはセックスで感染する?

 そもそもセックスでコロナウイルスは感染するのでしょうか?結論から申し上げるとセックスからコロナウイルスが感染するという例はまだ確認できていません。ただし、生殖器同士の接触そのものというより唾液や便中から新型コロナウイルスが検出されていることからキスやオーラル・アナル・セックスによって感染しうると考えられます。

 ただ。通常、キスやオーラルセックスなしにいきなり生殖器同士を接触させる方は少ないと思います。
 では、そうした一連の行為をすべて含めてセックスでコロナウイルスに感染しないためにはどうしたら良いのでしょうか?

 ここで行政レベルとしては、日本の行政ではこうしたアナウンスは見当たりません。そこで、コロナが蔓延したアメリカ・ニューヨーク市では、保健局から「安全なセックスとコロナ(Safer Sex and COVID-19)」というガイダンスが出ていますのでご紹介します(全文は下記リンクよりご覧いただけます)。

https://www1.nyc.gov/assets/doh/downloads/pdf/imm/covid-sex-guidance.pdf

英文ですので要約をすると

・セックスの前後ではよく手洗いをしましょう
・オーラル・アナル・セックス(Rimming)は避けましょう
・コンドームを使用しましょう
・キスは感染のリスクが高く避けるべきであり、マスクを着用しましょう
・体位を工夫して顔と顔が近づかないようにしましょう

 ということになります。

全部を実現するのは相当に難しい・・・

 このうち、手洗い、コンドームの使用はすぐに実現出来そうです。また嗜好にもよりますがアナルセックスはスタンダードプレイではないので、多くの方にとっては問題ないことかもしれません。
 いかしキスの際にマスクをする、顔と顔とを近づけない体位に限定する(できないわけではないが・・・)ことは感染のリスクを下げるかもしれませんが、かなりハードルが高いといえるでしょう。

現実的な対応策

 上述のガイダンスではセックスではなく、自慰行為(マスターベーション)が最も安全と言われています。しかしそれでは充実したセックスライフとは到底言えないでしょう。ニューヨーク市のガイダンスでは「マスターベーションの次に安全なのは、同居するパートナーとのセックスであるとしています。そこで、現実的な対応策としては、

・セックスの相手を限定する、特に同居者が望ましい
・熱や咳などコロナが疑われるパートナーとはセックスを避ける
・セックスの前後ではよく手洗いをする

 という3点を遵守することが重要そうです。

 特に、不特定多数の方との性行為はコロナウイルス対策としても非常にまずいのみならず、HIV、淋菌、クラミジア、梅毒、B型肝炎などといった病気を貰うリスクも格段に高まります。
 セックスにおけるコロナウイルス対策はそもそも性感染症など他の対策としての側面も有しています。そのためにも、

・セックス前後の手洗いの徹底
・パートナーは一人に限定
・少しでも異常があったらセックスは避ける
・そのためにはセックス前には検温をしてみる

 といった出来そうなことから実施し、自分と大切なパートナーを守りつつ、素敵なラブライフを充実させてください。

(文責:定年生活編集部)
参考文献:本文中に引用のもの

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